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小池劇場、どんでん返しは必ず起こる

2017年10月6日(金)

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 「今がチャンスだ」と解散総選挙に踏み切った安倍晋三首相だが、その後、いくつかの誤算が生じてしまった。

 安倍首相が解散を表明したその日、小池百合子東京都知事は国政新党「希望の党」を立ち上げ、自らが代表に就任すると発表した。その瞬間から、メディアもインターネットも小池一色に染まり、安倍首相の存在は一気に霞んでしまったのだった。その「小池劇場」も先を見通せない状況だが、依然として主役は小池氏である。

小池旋風で希望の党はどこまで票を伸ばすだろうか(ZUMA Press/amanaimages)

 小池氏は、非常にカリスマ性を持った人物だ。存在自体が「ビジョン」になってしまう。その証拠に、7月2日の東京都議会選挙では、名前も知られていない、どういう人物かも分からない、実績もない人たちが「都民ファーストの会」の候補者になり、ただ小池氏に率いられるという理由だけで49人も当選してしまった。一方、自民党57議席からは23議席に激減。都民ファーストが圧勝した。

 当時、小池氏は、東京都をどうするのかといったビジョンや政策らしいものは何一つ示していなかった。まさに小池氏の存在自体が大きなビジョンになっていたと言える。

 その小池氏が、希望の党の代表になるということで、安倍首相は非常に脅威を感じたと思う。

 さらにその翌日には、民進党の前原誠司代表が小池氏と極秘会談し、民進党を解党して希望の党に事実上の合流をすると約束した。これがメディアで報じられると、小池旋風は非常に大きな流れとなった。

 今まで「一強他弱」と言われた安倍自民は、4度の選挙でいずれも大勝している。国民は安倍自民に不満を持っていたが、「受け皿」がなかったからだ。ここで民進党が希望の党に合流すれば、非常に大きな受け皿になる。

コメント63件コメント/レビュー

【モリカケ問題は、かつてのロッキード事件やリクルート事件のような悪質な収賄事件と同じレベルの話か?モリカケ問題は、北の核兵器による脅威にまさる脅威なのか?】
『構造的危険度』が異なるのです。ロッキード事件やリクルート事件の場合は政治家(屋)が主体的役割を担っていましたが今回のモリカケは官房室(官僚)が首相を操る手段として違法を演じさせているのです。私欲は無いがノブレスオブリージュをはき違えている総理が公私混同をした後始末を官僚に任せると、そこで握られた『弱み』は必ず悪用され国策を歪められます。誰が、何を目的として主将を操るのかは改憲内容に表れています。このままの状態を観過ごしていると、国民の知らぬ間に嘗ての『大本営』が誕生する危険性が大なのです。(2017/10/15 13:35)

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「小池劇場、どんでん返しは必ず起こる」の著者

田原 総一朗

田原 総一朗(たはら・そういちろう)

ジャーナリスト

1934年滋賀県生まれ。早大文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリーランスのジャーナリストとして独立。「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」等のキャスターを務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

【モリカケ問題は、かつてのロッキード事件やリクルート事件のような悪質な収賄事件と同じレベルの話か?モリカケ問題は、北の核兵器による脅威にまさる脅威なのか?】
『構造的危険度』が異なるのです。ロッキード事件やリクルート事件の場合は政治家(屋)が主体的役割を担っていましたが今回のモリカケは官房室(官僚)が首相を操る手段として違法を演じさせているのです。私欲は無いがノブレスオブリージュをはき違えている総理が公私混同をした後始末を官僚に任せると、そこで握られた『弱み』は必ず悪用され国策を歪められます。誰が、何を目的として主将を操るのかは改憲内容に表れています。このままの状態を観過ごしていると、国民の知らぬ間に嘗ての『大本営』が誕生する危険性が大なのです。(2017/10/15 13:35)

「リベラル」の定義は世界中でまちまちな様だが、日本の民進党のリベラルは明らかに「中道」であり、共産党や社民党の「左派」とは違う。最近は聞かなくなったが、公明党も以前は自らを「中道」と称していた。民主党も民進党も共産や社民の様に「自衛隊の存在が違憲」と発信した事はない。社民党は村山政権時代にこの党是を覆したが、民主党や民進党、さらには立憲民主党も、自衛隊の存在を否定する事はない。ただし、「集団的自衛権」は日本自らが望まない戦争や紛争に巻き込まれるリスクが高いため、一貫して反対してきた。その点では共産、社民と同じ政策であるが、憲法改正そのものを「悪」とは捉えていない。そんな民進党から希望に鞍替えした人達は、「集団的自衛権」賛成に宗旨替えしたのだろうか?彼らには元々主義主張よりも議員の席の方が大事なのだろう。「民進党の代表経験者、および総理大臣経験者は受け入れない」とされて、今回無所属で立候補する人達は当選後はどうする積りなのだろうか?改めて希望への参加を申し入れるのか、それとも立憲民主党に入り込むのか。無所属で立候補する人達は小選挙区でも勝てる見込みが高い人達だが、彼等は「ストップ安部」を最低の目標に据えて選挙に挑む様だが、無所属のままでは代表質問にすら登場できない。小池氏は記事にも書かれているが、どんな政策を目指しているのか、殆ど明らかにしていない。競合相手の失政や失敗をあの手この手で吊るし上げ、票を掻き寄せる術に長けている。中身が無いのに耳障りの良いキャッチコピーを連発して商品をヒットさせる手段と酷似している。小池氏の存在は10年前の自民党の一派閥の存在に似ている。政策そのものに大した違いはないが、「クリーン」さを売り物にして派閥拡大に勤めている。だから自民党の非主流の人達にも裏では接触を始めているのだろう。彼女程政策が不明でもイメージだけで選挙に勝てる人材は少ない。投票する人は、一体彼女の何に惚れ込んでいるのか、専門家に精神分析をやってもらいたいものだ。(2017/10/10 17:28)

言っていること全て ここだけの話じゃなくて
誰でもしっていることですよ 田原さん(2017/10/10 15:40)

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三品 和広 神戸大学教授