• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「悪い」仲間意識が不祥事を生み日本を蝕む

不正が始まったきっかけは高度成長の終焉だった

2017年12月1日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

無資格検査問題で謝罪した日産自動車の西川廣人CEO(最高経営責任者)(写真:ロイター/アフロ)

 日本企業の不祥事が次々と明るみになっている。11月28日には東レの子会社が検査データを改ざんしていたという不祥事が発覚した。東芝、日産自動車、神戸製鋼所、スバル、三菱マテリアル、そして東レと日本を代表する大企業で、なぜこんなにも不正やインチキがまかり通るのか。

 中でも大きな話題になった東芝の粉飾決算は、何年間も続けられていたという。こんな不正は、役員が見ればすぐに分かるはずだ。なぜ、社内の人間は「こんな不正は止めよう」と言わなかったのだろうか。

 さらにひどいのは、監査法人までがグルになっていた疑いがあることだ。監査法人というものは、問題を指摘するチェック機関である。その監査法人が不正に荷担すれば、存在する意味などない。

 昔、山本七平という評論家が、「日本は空気の国だ」と言ったことがある。日本には、「空気を乱してはいけない」という風潮があるということだ。つまり、不正が起こっても、社内で「粉飾決算をやめよう」と声を上げれば、逆に左遷させられてしまう。こうして馴れ合いが腐敗に繋がるというわけだ。

 東芝の粉飾決算で深刻な点は、ほかにもある。検察までもが馴れ合いになっていたということだ。東芝の不正を立件しない検察に対し、証券取引等監視委員会の佐渡賢一委員長が激怒したと報じられた。

 粉飾決算を続けていた期間に東芝では社長が3人交代したが、いずれも逮捕に至っていない。堀江貴文氏が、1度の粉飾で2年8カ月の実刑を受けたライブドアの事件と比べると、理解し難い話である。検察は何をやっているのか。

コメント37件コメント/レビュー

日本企業の不正に関しては何処の企業でもやっている事なので、特にコメントはないが、それを森友、加計問題と同等にする事には違和感を持つ。森友加計問題が朝日新聞の捏造的報道にある事は国会中継を見れば誰でもわかる事である。本日(12月1日)付の産経新聞、「阿比留瑠比の極言御免」の拝読をお勧めします。(2017/12/01 15:42)

「田原総一朗の政財界「ここだけの話」」のバックナンバー

一覧

「「悪い」仲間意識が不祥事を生み日本を蝕む」の著者

田原 総一朗

田原 総一朗(たはら・そういちろう)

ジャーナリスト

1934年滋賀県生まれ。早大文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリーランスのジャーナリストとして独立。「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」等のキャスターを務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

日本企業の不正に関しては何処の企業でもやっている事なので、特にコメントはないが、それを森友、加計問題と同等にする事には違和感を持つ。森友加計問題が朝日新聞の捏造的報道にある事は国会中継を見れば誰でもわかる事である。本日(12月1日)付の産経新聞、「阿比留瑠比の極言御免」の拝読をお勧めします。(2017/12/01 15:42)

言葉は悪いが「お年寄りが社会を憂いて」に近く、「面白い話だが、ちょっと端折りすぎではないの?」という印象を持ちました。端折りすぎという理由を述べます。東芝の粉飾決算:役員が見ればすぐわかるとは思えません。監査法人も関与しており、専門家の目で膨大な決算書類を読み込まないと判明しない筈です。日産の無資格検査員:品質保証はこの完成品検査だけで保証されているほど単純ではありません。それにこの制度は日本向けだけという。制度自体が問われるべきです。神戸製鋼・三菱マテリアルの検査データ改ざん:改ざん値自体も検証すべきです。測定誤差程度をパスさせたようなので、かってOKだったものも検査測定器の進歩NGとなりかねない時代の混乱だと推測できます。森友学園払い下げ:「事務方が了承したから問題はないと思った」という安部首相の回答はおかしくはありません。部下がやった仕事は一先ず肯定するのが上司というものです。即ち、それぞれをもっと深堀したうえ語らなければ本質に届きません。マスコミの欠点は、それニュースだ!それいけドンドンが主流です。だからほとぼりが冷めるまで耐える習性が蔓延しており、社会的進歩が遅いと思っています。(2017/12/01 14:57)

まさしく、おっしゃる通りです。
その悪癖が今一番顕著に現れているのがマスメディア業界をはじめとする言論界ではないでしょうか。
仲間内でのみ通じる話に終始して、周囲は全く顧みず、結果として他人に対して説得力を失っています。モリカケや大相撲の問題など、国民一人一人には直接影響ない話ばかりが報道としてもてはやされているようですが、ただ人々を煽り興味を引けばそれでいいのでしょうか。心ある人はもう「報道」にそれほど価値を見出していないのではないでしょうか。

是非、田原氏には仲間意識に染まることなく、時にはあえて外れることで厳しい視点を持ちつづけてほしいものだと思います。(2017/12/01 12:46)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授