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「宇治の橋姫」恋人から鬼になったワケ

「平家物語」の異本で転換

2017年8月5日(土)

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 夏につきものの怪談。その中に、恨みが募って鬼と化した女性が、草木も眠る丑三つ時に恐ろしい形相で藁人形に釘を打ち付ける話があるのをご存じでしょうか。

 この話に語られているのは「丑の刻参り」という呪術で、長い間、日本人が密かに恨みを晴らす代表的な儀式とされてきました。京都府宇治市の宇治橋に伝わる「宇治の橋姫伝説」が原型と言われており、それだけに「宇治の橋姫」は恐ろしい鬼として語り継がれてきました。

 しかし、改めて調べてみると「宇治の橋姫」が鬼になったのは鎌倉時代のことで、平安時代の末までは鬼どころか、愛しい恋人の例えだったことがわかりました。源氏物語の宇治十帖「橋姫」のタイトルには「京の都から離れた宇治に暮らす愛しい恋人」の意味が込められていると言われます。

京都府宇治市の宇治橋

 それがどうして恐ろしい鬼になったのでしょうか。なんだかすごい秘話が隠れている気がします。さっそく宇治橋へ行ってきました。

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「「宇治の橋姫」恋人から鬼になったワケ」の著者

殿村 美樹

殿村 美樹(とのむら・みき)

PRプロデューサー

株式会社TMオフィス 代表取締役。同志社大学大学院ビジネス研究科MBAプログラム「地域ブランド戦略」教員、 関西大学「広報論」講師も務めるPR専門家。「今年の漢字」プロデュース、「うどん県」の全国PR戦略などを手掛ける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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