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「これが最高」は、いっときです

これでいいのかと自問し、「気づく」ことが大切

2017年9月20日(水)

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「当たり前」になっている普段の思考や行動も、「本当に正しいのか」「ほかに方法はないのか」と一度疑ってみることが大切だ。

この半期、武蔵野は過去最高の売上を達成

 早いものでもう九月も半ばを過ぎました。ようやく朝夕肌寒く感じる日も増えてきた今日このごろ、皆様どうお過ごしでしょうか。つい先日まで、やれ夏だそれレジャーだ家族サービスだと浮かれていたわが社のスタッフも、最近は嘘のように落ち着きを取り戻し、心おだやかに2017年の上半期を締めくくろうとしています。

 この半年を総括するに、ひとつ特筆すべきことがありました。過去最高の売上を計上したのです。四月当初から各部門とも好調なスタートを切り、その勢いは俗にいう「ニッパチ」(二月と八月に売上が下がる傾向を示した言葉)の八月になってもあまり衰えず、一気に記録を更新しました。ここでは具体的な数字については控えさせていただきますが、まあざっと?億といったところ。

 私はちょっと感動しています。というのも、わが社の収益構造は、右肩下がりの業界のダスキン事業(過去最高売上)と素人集団のコンサルティングです。

 ダスキン事業は典型的な薄利多売のビジネスモデルですが、ひとつ数百円のスポンジを売るのにも四苦八苦しますし、経営サポート事業部はそれこそ北は北海道から南は九州、沖縄まで駆けずり回っています。そんな状況下での「過去最高の売上」は、わが社の管理職がよく私の意を汲み、よく方針を守り、そしてよく部下を差配して任務に当たったことの結果に他なりません。私は素直に、彼らを誇りに思います。

 ですが実は、手放しで喜んでいるわけにもいかないのです。先述した通り、わが社はあまり「効率よく」稼いでいるわけではないのです。そんな組織が過去最高の売上を挙げたとは、諸経費も過去最高を更新したことと同義だからです。私は軽率といいますか、調子に乗りやすいタイプの経営者で、売上が伸びているときにはそのことばかりに夢中になってしまい、裏で発生している経費にはほとんど気が回ってはいませんでした。

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小山 昇

小山 昇(こやま・のぼる)

株式会社武蔵野 社長

1948年山梨県生まれ。76年に武蔵野に入社し、89年から現職。赤字続きの同社で経営改革を断行。2000年、2010年に日本経営品質賞を受賞。ダスキンの加盟店業務の傍ら、550社以上に経営を指導。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長