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電通不正請求事件を招いた広告主の丸投げ体質

広告“費用対効果”の目標設定、実績管理を徹底せよ!

  • 加藤公一レオ

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2016年11月18日(金)

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 広告業界は常にコンフィデンシャルな情報を耳にすることが多く、口が裂けても言えない話も少なくない。広告マンというのは皆さんが思っている通り、チャラくて浮わついている奴が多い(笑)。ただ、そういう奴らに限って、「ココだけのヒミツだけど…」と噂話をよくしてくれる。私も長い間業界にいると、色々なところから「ホンマかいな?」というような話を聞くことがある。本連載の再開第一弾では、少し前に耳にして本当に驚いた噂話をきっかけに、広告主(クライアント)の姿勢について私が思っていたことを話したい。

電通のネット広告不正請求は業界の悪慣習か?

 噂話の内容はこんななものだ。「電通のネット広告担当部署でかなり大規模な不正を過去数年間に渡ってしていたことが発覚してしまい、電通の中では上も下も大騒ぎになっている。しかも、相手は日本でも有数な大企業のトヨタ自動車ということで、さらに事態は深刻化。どれほど電通が大騒ぎになっているかというと、博報堂に相談に行ったほどのようだ」。ほぼ同時期に複数人から同じような話を聞いた。

 その不正の手口は、クライアントから発注のあった広告の出稿期間と掲載日がずれていたり、クリック数をごまかしたりといったものだ。中には、成約率(コンバージョン率)をごまかしていたという話まであるようだ。また、そもそも広告が掲載されていなかったこともあり、その分だけ多めに広告費を請求していたというのだから、開いた口がふさがらない。

 ネット広告業界に身を置く私としては、今回の一件がネット広告業界の悪習慣と誤解されることを心配しているが、この問題は電通の怠慢でしかない。もっとも、クライアントがもっと早めに気づけたはずなのに、「なぜ気づかなかったのか?」と疑問を抱く方もいるだろう

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