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バス停の名前なんて覚えてますか?

実地調査。路線バスに強い経路探索サービスはどこ?

2016年3月25日(金)

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(前編から読む

 前編では、近距離の公共交通としての潜在力を生かし切れなかった路線バスの課題と解決策を見てきました。後編では、具体的に路線バスの力を引き出している「デジタル路線図」的なサービスを見ていきましょう。

複数のバス会社を一括検索

 最近は多くの路線バスの会社が、自社の検索サイトを提供するようになりました。しかし、バス会社ごとに検索サイトがあっても、利用者からするとなかなか使いやすくはなりません。他社のバスは検索できないことと、停留所名を正確に入れないといけないことが問題です。

 同じ駅のバス停でも●●駅東口、●●駅西口、と異なるバス停名がつけられています。(例えば、川崎駅のバス乗り場は「川崎駅」「川崎駅西口」「川崎駅西口北」の3つの名称のバス停に分かれています)。どのバス停から発着するかを覚えていないと、目的の路線が検索できません。

 九州最大手のバス会社、西日本鉄道(西鉄バス)が提供する「九州のバス時刻表」は、複数の会社を横断的に検索でき、停留所を曖昧に入れても検索できるのが特徴です。

鹿児島中央駅から天文館までの検索結果です。鹿児島市営バス、南国交通、鹿児島交通、いわさきバス、JRバスの5社の検索結果が出てきます。
発着地「博多駅」目的地「天神」で検索すると、その周辺のバス停全てを検索対象にします。博多駅には「博多バスターミナル」と「博多駅前」「筑紫口」という乗り場がありますが、この中で天神地区に頻繁にバスが出るのは「博多バスターミナル」と「博多駅前」の2つ。検索結果を見ても、両方のバス乗り場が起点になっているのが分かります。

 使う側にすれば、「バスはバス」。今いるところの近くから(うろ覚えの)目的地まで、素早く移動できる路線を紹介して欲しいのが本音です。「九州のバス時刻表」は、このように、その本音に正面から応えるサービスになっています。

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「地理人 今和泉隆行の 仕事はすべて地図から始まる」のバックナンバー

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「バス停の名前なんて覚えてますか?」の著者

今和泉 隆行

今和泉 隆行(いまいずみ・たかゆき)

地理人

1985年鹿児島市生まれ。7歳ごろから、実在しない都市の地図(空想地図)を描き始める。大学では地理学、まちづくりを専攻し、教育系NPOにも関与。現在は空想地図の製作を中心に「地理人」として活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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