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カーナビと併用すべき地図はこれだ!

紙の一覧性をとことん引き出す地図を作りたい

2016年9月9日(金)

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前編から読む)

地理人・今和泉隆行(以下今和泉):マップルって実に様々な種類の地図が出てますよね。「用途や志向にあわせたベストな地図の選び方!」を勝手に作ろうかと思ったこともありました。

昭文社・和田史子さん(広報担当、以下和田):ありがとうございます(笑)。

今和泉:色々紹介したいんですが…例えば、首都圏全体を広くかつ詳細に把握するには、『スーパーマップル 広域首都圏 道路地図』がオススメです。道路地図は、都道府県別に冊子が分かれていることが多いですが、これは圏央道・国道16号の内側が1冊にまとまっています。首都圏郊外の車移動だと、県境を跨ぐことは多々あると思います。

『スーパーマップル 広域首都圏 道路地図』目次

和田:これは確かに人気の一冊です。

ナビ画面の「その先」を一覧できる

編集部・山中(以下山中):この縮尺は、カーナビでかけない痒いところをガリガリひっかいてくれる感じですね。いま通っている道の先を広く見渡して、ガソリンスタンドがあるのかファミレスがあるのかコンビニがあるのか、探しやすい。

今和泉:車に積んでおくと間違いないです。前編でお話にでた、言語化されない目的地を広範囲で探す「なんとなく検索」にも向いています。地図を眺めて「この先にホームセンターがあるんだ、だったら行くわ」という用事も思い出すことがあるでしょう。この「1万5000分の1」の縮尺は、詳細地図のぎりぎりの縮尺です。

山中:詳細地図、といいますと…

昭文社・吉田州禎さん(ブランドコミュニケーション本部出版制作部地図編集課所属、以下吉田):細かい道路や全てのバス停、コンビニをカバーできる縮尺です。これ以上引きになると、細かい道路が見えなくなります。

『スーパーマップル 広域首都圏 道路地図』縮尺は1万5000分の1。細かい道路、バス停がすべて載せられるぎりぎりのサイズ。
『街の達人 全東京 便利情報地図』こちらは1万分の1の「詳細地図」。情報量は多いが基本的に徒歩用。移動速度が速いクルマだとすぐにページから出てしまう。

山中:ああ、そういうことですか。まだネット地図がない頃は、すべての情報が欲しくって、1万分の1の地図を揃えたことがあったんですけど、本棚で場所をとるし、クルマで移動すると見開きの範囲が狭くて、移動スピードについていけないんですよね。

和田:1万分の1の地図は、歩きで使われることを想定しています。この縮尺の『街の達人』は、地下鉄の駅とか窓口に行くと置いてあって、道案内するときに必ずこれが出てきますよ。

今和泉:見やすさなら確かに1万分の1はいいですね。1万5000分の1はちょっと目を凝らさないと見えてこないんです。でもその分、一覧性に長けています。そしてこの縮尺は、多くの地図会社が挑んでこないところなので、情報として貴重でもあります。

吉田:一覧性という紙の強みを、クルマで使われる際に存分に活かせると自負しています。

コメント2件コメント/レビュー

そもそも地図の用途は目的地にたどり着くための道路地図だけではないはず。
街の雰囲気や気候、ひいては地名地形から文化なども垣間見ることができます。
カーナビは正に道路案内に特化していますが、紙の地図ではいろいろな情報も提供して欲しい、地図好きからの願いです。(2016/09/09 17:02)

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「カーナビと併用すべき地図はこれだ!」の著者

今和泉 隆行

今和泉 隆行(いまいずみ・たかゆき)

地理人

1985年鹿児島市生まれ。7歳ごろから、実在しない都市の地図(空想地図)を描き始める。大学では地理学、まちづくりを専攻し、教育系NPOにも関与。現在は空想地図の製作を中心に「地理人」として活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

そもそも地図の用途は目的地にたどり着くための道路地図だけではないはず。
街の雰囲気や気候、ひいては地名地形から文化なども垣間見ることができます。
カーナビは正に道路案内に特化していますが、紙の地図ではいろいろな情報も提供して欲しい、地図好きからの願いです。(2016/09/09 17:02)

車関係の仕事で東南アジアに出張した際、ホテルで呼んだタクシーが地図を読まない運転手でした。目的地を書いた紙を渡して出発したので、大丈夫だろうと思っていたが、スマホのナビを見ていると一向に近づいてゆかない。しかし目的地はここだと言い張るので、画面を見せてここへ、と言ったのですが、返事は上の空で画面を見ようともしない。英語も通じず、地名らしきことを言っているが、ルート上の地名を順に言ってもかみ合わない。結局、目的の会社に電話して現地の方に道案内を受けてたどり着いたものの、大幅に遅刻。どうやら、州、県、市、地域・・・の地名がかぶっていたのだが、彼にはそんな行政区の認識もなかったらしい。帰ってから同僚に話すと、誰でも地図を読める日本は世界でも少数派とのこと。事前に認識していたら、順路を書き出した紙を用意するなどしたのに迂闊でした。欧米でも、カーナビが文字表示だったり、順路を問い合わせると箇条書きで返ってきたりします。地図にこれほど造詣の深い日本人て、この分野でもガラパゴスだったのですね。(2016/09/09 09:55)

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三品 和広 神戸大学教授