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懺悔、あの名著は「積ん読」でした

第1回:『ビジョナリー・カンパニー』再読

2016年2月8日(月)

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創業10周年を迎えるベンチャー企業、リブセンス。5年前、東証マザーズに上場。当時25歳だった村上太一社長は「史上最年少の上場社長」として有名になった。しかし、昨年は3四半期連続の営業赤字に沈んで話題に。29歳にして山あり谷ありの起業家人生をリアルタイムで疾走中だ。持ち味は「体験重視」。話題のデジタルガジェットを試すのはもちろん、地下アイドルのコンサートに潜入し、試みに女性用のハイヒールを履いて歩くなど、多彩な手法で人間の心理や社会を探求する。そんな村上社長が、このごろ気になるアレコレをレビューする本連載。第1回は、起業家のバイブル『ビジョナリー・カンパニー』を再読する。

ビジョナリー・カンパニー

時代を超えて繁栄し、際立った存在であり続ける企業が「ビジョナリー・カンパニー」。ビジョナリーと呼べる実在の企業を多方面から分析することで、その強さの源泉を解明する。1994年の刊行以来、世界中の経営者やビジネスパーソンに影響を与え続ける。不朽の名著との呼び名も高い。ジム・コリンズ、 ジェリー・ポラス著。

 私がリブセンスを設立したのは、早稲田大学1年生だった2006年2月8日。ビジネスプランコンテストで優勝したのがきっかけでした。求人サイトの運営を中心に業容を拡大し、2011年12月、東証マザーズに上場。2012年10月、25歳11カ月のときに東証1部に市場変更し、史上最年少の社長が率いる東証1部上場企業として知られるようになりました。

 そうです。この2月8日で、リブセンスは10周年を迎えます。

 そんな日に始める連載第1回目にレビューしたいのは、この本。

 ビジネス書の不朽の名著、『ビジョナリー・カンパニー』です。

 私がこの本を初めて手に取ったのは、まさに会社を設立した10年前のことです。

 とはいえ、ここに告白します。

 ぱらぱらと数章を読んで、あとは読むのをやめてしまいました。

 世界中の経営者たちに影響を与えたと言われるこの本を、です。

 その言いわけをする前に、会社設立から10年経った現状について。

「まだまだ」が自分の伸び時

 会社設立10周年。普通ならお祝いでもするべきところでしょうが、「ホテルで盛大に祝賀会」といったことはしません。現状に満足していないからです。

 でも業績悪化や株価下落に落ち込んでいるから、というわけでもないんです。

 私は父方、母方とも、祖父が経営者。経営に困難はつきもので、苦境のときこそ会社を成長させる足がかりがつかめると、小さいときから聞かされてきました。まさに今、経営者としての真価が問われている。落ち込んでいる暇なんてないですよ。

 自分の性格からしても、発展途上の状態が好き。まだまだ自分はダメと思っているくらいのときが、一番力を出せるタイプです。

 そしてありがたいことに、リブセンスはまだまだです。

リブセンスの村上社長。今年は、会社設立10周年と30歳という2つの節目を迎える(写真:栗原克己)

 3年前、「あたりまえを、発明しよう。」というビジョンを掲げました。全社の目指す方向を、あらためて明確にするためです。

 学生時代、私が最初に立ち上げたのは、アルバイト求人サイト「ジョブセンス」です。飲食店などがアルバイトを募集するとき、広告料は前払いが常識だった業界に、採用が決まってから後払いする、成功報酬型のビジネスモデルを導入しました。採用された人に「祝い金」を出したのも、私たちが最初です。いずれも今では、他社のサービスで取り入れられています。

 でも、それで「新しいあたりまえ」を作れたかというと、そうとは思わない。アルバイトをしようかとちょっとでも思った人がみんな、真っ先に「ジョブセンス」にアクセスする。転職をちょっとでも考えた人がみんな、真っ先に「転職会議」(リブセンスが運営する転職クチコミサイト)にアクセスする。そんな「あたりまえ」にすら、まだ到達していないですから。

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「リブセンス村上太一社長の何でもレビュー!」のバックナンバー

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「懺悔、あの名著は「積ん読」でした」の著者

村上 太一

村上 太一(むらかみ・たいち)

リブセンス社長

1986年東京都生まれ。大学1年生のとき、リブセンスを設立。11年2月、25歳1カ月で東証マザーズ上場、12年10月、25歳11カ月で東証一部に市場変更。ともに史上最年少記録を更新した。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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