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キングダム「河了貂」に学ぶ抜擢人事の明暗

第5回:愛社精神を信じた大抜擢の魅惑と落とし穴

2016年7月27日(水)

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 部下の隠れた美点を見抜いて、誰もが驚く大抜擢を決行。それが大当たりして、戦いを勝利に導いていく――。今回、村上社長が注目したのは、人気コミック「キングダム」42巻に描かれた、女性軍師の名采配。実は村上社長にも、創業当初、あるメンバーを重要プロジェクトに大抜擢した経験がある。ただし、こちらは大失敗。よく似た大抜擢の成否を分けたものは何か? 反省を交えて、検証する(前回はこちらをご覧ください)。

「キングダム」42巻

中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を目指す少年・信と後の始皇帝となる秦国の王・政の活躍を描いた、原泰久氏による人気コミック。2006年から「週刊ヤングジャンプ」で連載がスタートし、単行本の累計発行部数2500万部の大ヒット作。今回、村上社長がレビューした42巻に続く最新刊、43巻が7月19日に発売された。


クレジット: (C)原泰久/集英社ヤングジャンプ

 人気コミック「キングダム」の42巻に、部下を持つ人ならしびれるような名シーンがあります(まだ読んでいない方は、この後、多少のネタバレがあるので、ご注意ください)。

 舞台は、中国の春秋戦国時代。女性軍師の河了貂(かりょうてん)が、「渡河(とか)」という軍事作戦のアサインを発表します。渡河とは文字通り、川を渡ること。ただし、ここでは自軍の命運を賭けた重大なプロジェクトです。

 河了貂は、この作戦の要となる部隊のリーダーに、意外な人物を抜擢します。実直ながら、どちらかというと鈍くさいキャラクターの渕(えん)という副長です。

 ダメキャラの大抜擢。当然のように猛反対に遭い、本人さえも困惑しています。でも、彼女はこう言い放つのです。

 「この渡河には“武力”も“知略”も必要ない。必要なのは“別のもの”だ」
 「それは誰よりも渕さんが強く持ち合わせているものだ」
 では、そんな彼が誰より強く持つ重要な資質とは……「“責任感”だ」

 果たして大抜擢された渕は、土壇場で思いもよらない底力を発揮し、自軍を勝利に導いていきます。

「大抜擢」は上司の夢

 人一倍、頑張っているけれど、結果を出せずにいる。そんな部下を思い切って大抜擢したら、意気に感じて大活躍。組織に大きく貢献するばかりか、モチベーションを上げ、成長してくれる。

 上司冥利に尽きる瞬間です。

 私も、ベンチャー企業を率いるリーダーとして、こんな格好いい采配をぜひやってのけてみたい。

 実はそれに近い体験はあるのです。リブセンスを創業して間もないころのエピソード。かなり似ています。いや、結末だけは違うのですが……。

 名軍師、河了貂と私では、何が違ったのか。「キングダム」のストーリーとリブセンスの昔話を、重ね合わせてみてみましょう。

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「キングダム「河了貂」に学ぶ抜擢人事の明暗」の著者

村上 太一

村上 太一(むらかみ・たいち)

リブセンス社長

1986年東京都生まれ。大学1年生のとき、リブセンスを設立。11年2月、25歳1カ月で東証マザーズ上場、12年10月、25歳11カ月で東証一部に市場変更。ともに史上最年少記録を更新した。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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