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外資系的に大げさに称賛したら部下がついてきた

「彼ら」を否定せずに新しい力を伸ばす方法

  • 鈴木 貴子

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2017年7月14日(金)

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 エステーから2016年、ヒット商品が生まれた。7年前、鈴木貴子社長が始めた社員の意識改革がようやく実を結んだ結果だ。
 創業家出身とはいえ、孤立無援だった貴子社長。どう社員を巻き込み、結果につなげたのか。ポイントは「具体的なモノ」と「大げさな褒め」の2つだった。

 昨年、エステーでうれしいヒット商品が誕生しました。8月に発売した消臭芳香剤「シャルダン ステキプラス」の新シリーズです。年間の売り上げ目標は200万個でしたが、目標を上回るペースで売れ続けています。

 ただ売れたからうれしいという単純な話ではありません。苦節7年……。社長になる前から、孤立無援の中で続けてきた挑戦が、やっと実を結んだ気がしたのです。

一人きりのデザイン革命

鈴木貴子(すずき・たかこ)
1962年東京生まれ。84年に上智大学外国語学部を卒業。日産自動車、LVJグループ(現・LVMH GROUP)などを経て2010年エステー入社。12年取締役兼執行役グローバルマーケティング部門特命担当。13年社長就任。カリスマだった先代の後を継ぎ、17年3月期は増収増益。来期は過去最高益を見込む(写真:小野さやか)

 私がエステーの仕事に初めて関わったのは2009年、47歳の時です。当時社長だったおじの鈴木喬が、突然「うちの製品の『デザイン革命』をやらないか」と持ちかけてきました。食事の席でした。

 「デザイン革命」というアグレッシブな言葉に、私の心は動きました。当時勤務していた外資系ブランド企業では、目標としていた実績も経験も積み、次を考えていた矢先だったのです。

 それまで口に出していませんでしたが、株主優待で、年に2回送られてくるエステーの製品を見るたび「このデザインはないな……」と問題意識を感じていたことも事実でした。

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