Winter Festa2017-2018

和菓子たねや、「変わらず変わる」で稼ぐ193億円

第36回:甘くない商人魂で舌を楽しませ続ける老舗

関西ローカルながら、不思議な人気を持つテレビ番組「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」。そこでは、独自の手法で成功した会社などが取り上げられています。関西ならではの着眼点、ど根性、そしてユーモア、そのエッセンスを伝えていきます。第36回は、伝統を守りつつ改革していく老舗和菓子店「たねや」の奮闘を描きます(前回の記事はこちらをご覧ください)。

 こんにちは。大阪はMBS(毎日放送)のアナウンサー上泉雄一です。私は今「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」(水曜深夜0時59分から放送・関西ローカル)という番組の司会をしております。

 出張で大阪に来られた時に「新幹線の時間ギリギリまで楽しめるお店があれば……」とお考えのビジネスパーソンもいらっしゃるかと思います。

 そんな皆様にオススメのお店が、新大阪駅の新幹線中央口すぐのところにある「yanaken boo(ヤナケンブー)」というお店です。何より新幹線の改札がすぐですから、本当に発車のギリギリまでお楽しみいただけます。

 こちらでぜひ味わっていただきたいメニューが「生かつおの塩たたき」です。「新大阪駅でカツオ?」と思った方もいらっしゃるでしょう。実はこのカツオ、本場である高知県高知市の活け魚料理のお店「柳憲」の大将自らが選んだ厳選されたもので、しかも漁港から自社トラックで運んで来たものですから鮮度・味ともに最高のカツオ。これを料理長が、それぞれに合ったいちばん旨い炙り方で調理し、切り方も変えるとのことで、最高の状態で出されます。

まさに分厚いカツオの塩たたき
   

 おそらく、お皿に乗ったカツオを見ての最初の印象は

 「ぶ厚っ!」

 だと思います。部分によっては厚さ1㎝以上のカツオのたたきは、そうお目に掛かれるものではありません。

 まずはこれにお塩を少しつけてかぶりついてください。甘さと同時に、カツオの旨み、そして香ばしさが口の中いっぱいに広がってきます。このサイズによる生臭さをご心配になるかと思いますが、これが全くないから不思議です。筆者は、たたきはポン酢でないとダメなタイプでしたが、これほどシンプルに美味しい! と思えたカツオは初めてでした。あとは、わさびやミョウガ、にんにくなどお好みに合わせてお楽しみください。お昼はこれにご飯、お味噌汁、小鉢がついて1550円とランチにしては少しお値段が張る印象かもしれませんが、お召し上がりいただくとそのお値段に納得いただけると思います。

 夜、お仕事終わって、新幹線では寝て帰るだけという方は、日本酒や自然派のワインのお供としてお楽しみいただければなお最高です。あまりの美味しさに時間を忘れて、お乗り遅れのないようにご注意ください。

関西が誇る和菓子のブランド

 ここ一番でのご挨拶の「手土産」は、読者の皆様にもおありでしょう。

 1872(明治5)年創業、和菓子の老舗「たねや」は、関西や関東の有名百貨店20店舗以上に出店しています。そうした「デパ地下」の和菓子売場に行けば必ず目にすると言われるほど、その名を知られています。特に関西の方にはそのブランドに絶大の信頼があります。

「たねやグループDATA」
・創業 1872年
・年商 193億円
・社員数 1888人(2017年4月1日現在)

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著者プロフィール

上泉 雄一

上泉 雄一

毎日放送アナウンサー

1969年2月9日生まれ。早稲田大学教育学部出身、1992年に毎日放送(MBS)入社。担当番組はテレビ「 ~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」(http://www.mbs.jp/otonakai/)、ラジオ「上泉雄一のええなぁ!」(http://www.mbs1179.com/uwa/)

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