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僕が1年間で最もへこむ日

第5回:社員3000人への大アンケート

  • 石川 康晴

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2016年11月1日(火)

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人気の婦人服ブランド「アース ミュージック&エコロジー」をはじめとする15ブランドを国内外で展開するストライプインターナショナル。3000人の社員を率いる石川康晴社長は、11月を「魔のサンドバッグ月間」と呼ぶ。その理由とは。

 11月がやってきました。僕が1年で最も恐れる「魔のサンドバッグ月間」が幕を開けたのです。今月は、まるでサンドバッグのように僕の心がボコボコにされる月です(苦笑)。毎年10月に、3000人の社員全員を対象として、会社への意見や要望を書いてもらうアンケートを実施しています。11月はその回答を読み、社内の問題を解決する時期に充てているのです。

3000人分の社員アンケート。一気に読み、要望に応える

 アンケートでは、社員の待遇や研修制度、人事制度など、会社に関する様々な質問項目に答えてもらいます。率直な回答を得るため、あえて無記名にしていますから、自由記述欄には、ストレートな不満や要望がどんどん出てきます。

 それをずっと見ていると、さすがの僕もへこみますから、集中的に読み、一気に解決を指示することに決めています。昨年はこの時期にフランス出張があったので、現地に着くまでの13時間で回答を読み込み、帰りの飛行機の中で、社員の不満がある要素に対して、僕たちは何ができるのかを考えることにしていました。

 つまり往復26時間で問題を把握し、解決策まで考え終える。せっかくアンケートを取っているので、すぐ解決しないと意味がないですから。「止まったら負け」です。

 きめ細かいアンケートを取るのは、社員の満足度を上げるためです。以前は、社員の会社に対する満足度が60%台前半に留まっていました。この数字を改善するために、まずは社員一人ひとりの気持ちに向き合おうと考えてアンケートを開始しました。社長という立場だからこそ、現場のリアルな意見を誰よりも詳しく知っておく必要があると感じています。

 

 2014年からアンケートを始め、そこであぶり出された社員の不満解消を続けた結果、今は、満足度が70%台に上がった部署も出てきました。いずれ80%以上にすることが目標です。アンケートを開始して以降、意見や要望に対して改善する努力をしていますから、あと10年もやり続ければ80%に到達できると信じています。

コメント2件コメント/レビュー

きわめて興味深い。従業員の意見の集約と提言はかつては労働組合が担っていた役割だが、現在では経営陣が自らアクションを起こさねばならない時代になったといえる。さて、以下の2点に関心があり、もし機会があればいつか続編で取り上げて頂けるとありがたい。(1)利害が相反し、かつ着地が見出しがたいorどっちつかずになってしまう意見への対処。※例:「福利厚生をもっと充実せよ」vs「福利厚生はいらないから直接給与や賞与を上げよ」/(2)個人攻撃への対処。※例:「役員の○○氏は無能だから即刻交代させよ」(2016/11/08 10:43)

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いただいたコメント

きわめて興味深い。従業員の意見の集約と提言はかつては労働組合が担っていた役割だが、現在では経営陣が自らアクションを起こさねばならない時代になったといえる。さて、以下の2点に関心があり、もし機会があればいつか続編で取り上げて頂けるとありがたい。(1)利害が相反し、かつ着地が見出しがたいorどっちつかずになってしまう意見への対処。※例:「福利厚生をもっと充実せよ」vs「福利厚生はいらないから直接給与や賞与を上げよ」/(2)個人攻撃への対処。※例:「役員の○○氏は無能だから即刻交代させよ」(2016/11/08 10:43)

現職で従業員満足度調査の結果から、対策を立案するなどを行っています。

給与面や休暇制度等については一社員の立場で、なかなかドラスティックに変えられないので
経営トップがそこまで考えていること、実際に行動していることが非常に羨ましい。

売上高、利益がある程度あるので人件費6億増加というのも出来るのでしょうが・・・。(2016/11/01 08:47)

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