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自分の食べないイチゴは出荷するな

自己の行動に責任を持つ人こそ伸びる

2016年6月30日(木)

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 私は誰に対しても変わらずに接することができる。相手によって考え方や態度を変えることはまずない。もちろん100人いれば、中には苦手だと感じる人は2~3人はいる。時にはもう二度と会いたくないと思う人もいた。50歳を過ぎてやっと、そういう人にもポーカーフェイスで接することができるようになったが(笑)。

 ただ、よこしまな人やずるい人とは合わない。さらに言えば、よこしまな人だと思った途端、一緒に仕事はしない。我々にないものをその会社が有していたとしても、世の中を良くしたいとか、地球環境に貢献したいといった純粋な気持ちとフェアな精神がなければ、一緒に仕事をするのは難しい。純粋な気持ちとフェアな精神こそが全ての大前提だ。

 スノーピークはロマンチックな会社なのだ。私は、ギリシャの哲学者プラトンが提唱した人間の理想である「真・善・美」(うそ偽りがなく、善きことを行い、本当の美しさがある)を信じて生きているし、この考えのもとにこそ、きちんとしたビジネスができると思っている。

 そうした気持ちさえあれば、多少のことがあったとしても、何十年も一緒に仕事をしていける。

 例えば、新日鉄住金とは20数年来の付き合いだ。相手は「鉄は国家なり」と言われた時代からの大企業。しかし、共にいいものをつくろうという一心で、毎回真剣勝負で、品質のフィードバックやディスカッションを続けてきた。

 そのおかげでできた製品が、軽量で薄いのに頑丈な上、熱伝導率が低いので口元が熱くなりにくいという特徴を持つチタン製のマグカップ「チタンマグ」だ。

 新日鉄住金の社員が世界中から集めてきた優れたチタン素材は、スノーピークの社員が関与することによって、より素晴らしい製品になっていく。

 仕入れ先に対して言いたいことははっきり言うが、その分、私はスノーピークでやるべきことはしっかりやる。結果、新日鉄住金とスノーピークの取引額は20年来、伸び続けている。

チタンマグは薄くて軽量で扱いやすい

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「自分の食べないイチゴは出荷するな」の著者

山井太

山井太(やまい・とおる)

スノーピーク社長

1959年新潟県三条市生まれ。明治大学を卒業。96年に社長就任。熱狂的なアウトドア愛好家で毎年30~60泊をキャンプですごす。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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