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サバ愛を伝えまくり、420人の出資者

第2回:待っているだけでは資金は集まらない

2016年7月25日(月)

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サバ料理専門店「SABAR(サバー)」を運営する鯖や(大阪府豊中市)の右田孝宣社長は、これまでに3685万円強を調達した経験を持つクラウドファンディング活用の先駆者。7月には、シンガポールに海外初の出店をするなど店は絶好調。右田社長が語る資金調達成功のコツとは?

 2016年7月16日、とろさば料理専門店「SABAR(サバー)」の海外1号店、「SABAR SINGAPORE」がシンガポールにオープンしました。

 サバにちなんで、38席で、38品の料理を提供する点は日本と同じです。料理は、定番の「とろさば」の刺身と棒寿司のほか、現地の限定メニューを3品提供します。料理は本場の味を体験してもらうため、日本から3人の料理人を送り込みました。

 サバは日本で急速冷凍したものを船で輸送します。8月26日には鳥取県で陸上養殖した「お嬢サバ」を生け締めし、空輸して試験販売する予定です。

海外1号店の売上額は目標値を大幅にクリア

 初日の売上は、6692シンガポールドル(約53万5000円)と目標を大幅に超えました。2日目は、7220シンガポールドル(約57万7000円)と初日を上回りました。これほど多くのお客さんが来てくれることを予想していなかったので、正直驚きました。

 これまで国内で13店舗を立ち上げましたが、初日と2日目の売り上げではシンガポール店がダントツのトップです。

 輸送コストがかかる分、メニューの価格は、日本と比べて1.5~2倍ほどに高くなっています。それでも、これだけのお客さんが足を運んでくれることに、手応えを感じます。

 今回の海外出店は、経済産業省とクールジャパン機構、そして日本外食ベンチャー海外展開推進協会が海外に日本の飲食店を集めたフードコートをつくる「ジャパンフードタウン」計画の一環として実現したものです。計画の第1弾として、ジャパンフードタウンがシンガポール伊勢丹オーチャード店につくられました。「SABAR SINGAPORE」もこのフードタウンの中にあります。

 シンガポールでも日本食が注目されていますから、それを目当てにジャパンフードタウンにやってきた現地の人が、サバの魅力を発見し、現地でサバを食べる文化が広がるというストーリーを思い描いています。これをきっかけに、今後、海外ではSABARを3カ国で8店舗展開することを目指します。

 海外に初出店して、成功するか不安を感じながらSABARの1号店を大阪市福島区に開いたときのことを思い出しました。今、海外展開の構想を描けるのも、クラウドファンディングを通して、多くの人が最初の店の開業資金を支援してくれたからです。

現地客で賑わう「SABAR SINGAPORE」。店内の黒板で、「とろさば」がおいしい理由を説明している

 前回ご説明したように、SABARの開業資金は、クラウドファンディングサービスを利用して調達しました。

 調達額は、1店舗目では開業資金の全額、2店舗目は半額、3店舗目は3分の1に設定し、開業資金の不足分は手元の資金と銀行からの借り入れで賄うつもりでした。
 なぜ、全額を調達しなかったのか。その理由は、3種類の資金調達を実践することで、後に続く人のモデルケースを提示できると考えたからです。

「愛するサバのため、1億円、ファンディングします!」のバックナンバー

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「サバ愛を伝えまくり、420人の出資者」の著者

右田 孝宣

右田 孝宣(みぎた・たかのぶ)

とろさば料理専門店「SABAR」経営者

クラウドファンディングで資金を調達し、とろさば料理専門店「SABAR」を開業。新たに、1億1380万円をクラウドファンディングで調達し、サバの蓄養事業を始めることを目指す

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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