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サバ好きの期待集め、3日で524万円調達

第3回:愛知の新店は全国展開の試金石

2016年8月8日(月)

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とろさば料理専門店「SABAR(サバー)」を運営する鯖や(大阪府豊中市)が今年12月、愛知県長久手市に初出店する。ここでもクラウドファンディングを活用し、店の運転資金524万円を3日足らずで調達することに成功した。魅力を伝え、出資を促すコツをクラウドファンディング活用の先駆者、右田孝宣社長が語る。

 関西、関東に続き、いよいよ東海地方へSABARが出店します。場所は、名古屋市の東隣にある愛知県長久手市。2016年12月に開業予定の「イオンモール長久手」内のフードコートにSABARの食堂業態をオープンする予定です。
 この長久手店では、食材の仕入れなどに使う運転資金に当てる524万円をクラウドファンディングで調達しました。

 16年7月29日から募集を開始したところ、なんと65時間で満額に達しました。募集期間を10月末までに設定していたので、あまりの速さに正直驚きました。これまでSABARを営業してきた実績が認められたのと同時に、世の中のサバに対する期待度も上がってきたのだと思います。サバ料理専門店を手掛けてきたことは間違っていなかったと自信になりました。

 今回は3日足らずの間に、132人が資金を提供してくれました。1口2万2000円の投資に対して、特典としてSABAR全店で使える1138(いいさば)チケット2枚(2276円相当)を提供します。さらに、3口以上の場合、投資家限定のオリジナルTシャツ1枚、19口以上の場合、SABARのロゴをデザインしたバッジ「サバッチ」を送ることにしました。オープンから2年間、SABAR全店でこのサバッチを持参したお客さんには、同伴者を含めて全員に小鉢1品を毎回無料で提供します。今回はなんと、2人が19口を投資してくれました。

 投資家の皆さんには、ぜひTシャツを着たり、バッジを着けたりして、SABARに足を運んで欲しいと思っています。そうすれば、スタッフも一目で分かるので、サバに期待する投資家様、すなわち“投資家サバ”に熱い感謝の気持ちを表すことができます。

 さらに、スタッフとサバについて語り合う投資家の姿を見た、他のお客さんがクラウドファンディングに興味を持ち、今後の出店や本連載の第1回で紹介したサバの畜養事業「クラウド漁業」にクラウドファンディングを通して支援していただければ、これほど嬉しいことはありません。

 現在、SABARの中心は居酒屋業態ですが、今後店を増やす予定の食堂業態やバル業態では、地域の食材を使うなどして店ごとに特徴のあるメニューを提供します。
 食堂業態は、すでに東京・日本橋のショッピングビル、コレド室町2内に出店していて、9坪(11席)で月商400万円前後と業績は好調です。

 長久手店は、13.8坪(17席)で目標月商は、380万円に設定しています。投資家に分配金を支払う損益分岐点は月商330万円。コレド室町2店の実績を考えれば、十分に達成できると考えています。

 食堂やバルの業態は、小型店なので様々な立地に出店しやすく、さらに少人数で運営できるメリットがあります。今後、パートナー企業とフランチャイズ(FC)展開するための主力業態とする計画です。

 これまでのSABARが都市部にあるのに対して、長久手店は、名古屋市の中心部から少し離れた郊外にあります。この郊外立地でSABARが成功できるかどうかは、今後の全国展開を進める上で試金石になると考えています。

食堂業態で人気の「とろさば漬け丼」。特製の醤油タレに漬け込んだとろさばの切り身が載る。食べ進めた後は、さば出汁をかけてお茶漬けスタイルでも楽しめる

「愛するサバのため、1億円、ファンディングします!」のバックナンバー

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「サバ好きの期待集め、3日で524万円調達」の著者

右田 孝宣

右田 孝宣(みぎた・たかのぶ)

とろさば料理専門店「SABAR」経営者

クラウドファンディングで資金を調達し、とろさば料理専門店「SABAR」を開業。新たに、1億1380万円をクラウドファンディングで調達し、サバの蓄養事業を始めることを目指す

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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