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[番外編]中国では今も戦争画が描かれ続けている

2015年9月19日(土)

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 塹壕らしき穴の中で両手を挙げて降伏の意を見せる兵隊たち。銃を上から構えている敵の兵隊の一人は、日の丸の旗を足で踏んでいる…。戦場を描いたこんな絵を見たのは、8月下旬、北京でのことだ。

 9月3日に開催された「中国人民抗日戦争及び世界反ファシスト戦争勝利70周年記念式典」の直前だった。市の中心部にある故宮は一般公開をやめ、準備が進む天安門近くでは歩道が閉鎖されていた。

 戦場を描いた絵は、国の名を冠した「中国美術館」という施設で展示されていた。北京市の中心にある故宮のやや北東に位置する美術館だ。開かれていた展覧会は「歴史の目を通して:平和への険しい旅」と題され、「中国人民抗日戦争及び世界反ファシスト戦争勝利70周年記念美術作品展」という副題がついていた。会期は8月23日から9月18日まで。式典に合わせた催しだったことは疑いようもない。

中国美術館

 展示内容はほぼすべて、「戦争画」あるいは「戦争美術」と呼ぶべきジャンルの絵画や彫刻。第二次大戦中、中国軍が日本軍を相手に勇敢に戦う様子を描いていたり、目隠しして縛られているのに苦痛に屈しないことを訴えるような表情を見せていたり、勝利した後の喜びを人びとが分かち合っていると思われる風景だったり。戦争の悲惨さを訴えるような作品はあまりなく、戦うことを鼓舞したりねぎらったりする内容がほとんどだった。解説パネルの英訳には「Japanese invaders」(日本の侵略者)という言葉がたびたび出てきた。

館内の展示風景から
館内の展示風景から

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「[番外編]中国では今も戦争画が描かれ続けている」の著者

小川 敦生

小川 敦生(おがわ・あつお)

多摩美術大学美術学部芸術学科教授

日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社後、日経アート編集長や同社編集委員を経て、日本経済新聞社文化部へ。美術担当記者として多くの記事を執筆。2012年4月から現職。専門は美術ジャーナリズム論。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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