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スタートアップを育む共有ワークスペース

「Hacker Dojo」にみるエコシステム

2016年3月17日(木)

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 先日、シリコンバレーにあるコミュニティー型の「共有ワークスペース」を数カ所見に行く機会があった。その一つがマウンティンビューにある「Hacker Dojo(ハッカー・ドージョー)」。そこには興味深いスタートアップのエコシステム(生態系)が形成されていた。

写真●マウンテンビューにある「Hacker Dojo」の内部
撮影:瀧口 範子
[画像のクリックで拡大表示]

 Hacker Dojoのような共有ワークスペースは最近シリコンバレーにはいくつもあって、起業を目指す人々が主に利用している。その中でもHacker Dojoはコミュニティーの中から自然に育って、現在もNPO(非営利団体)として運営されているという点が特徴だ。中の雰囲気ものんびりとしていて、実に好感度が高かった。

 Hacker Dojoの「Dojo」は「道場」のこと。アメリカでは柔道、剣道など、日本古来のスポーツもよく知られていて、Dojoという言葉は既に英語化されている。精神性のあるその言葉に「Hacker(ハッカー)」を組み合わせたのは、いいセンス。しかも、Hacker Dojoのロゴは鳥居を模した赤いマークだ。

Hacker Dojoが設立されたのは2009年のこと。コンピュータ好きの「ギーク」たちが集まって、互いに教え合えるような場所を確保したいというのが、その起源である。コミュニティーから選ばれる5人のディレクター(役員)が運営方針を決め、日々のお世話はボランティアたちに任されている。

 運営費は個人から集めた会費のほか、これまで米Google、米Microsoft、韓国Samsung Electronics、米Palantirなどの企業からの寄付金でまかなわれてきた。会費は、使える時間などによって月額100ドルから300ドルまでのバリエーションがある。

「Pebble」や「Pinterest」も道場出身

 ここから生まれた有名な会社に、「Apple Watch」よりも先に商品化されたウエアラブル製品である「Pebble Smartwatch」を生んだ米Pebble Technologyがある。

 ソーシャルメディア「Pinterest」の共同創業者もここで出会ったという。ただ、ここは昨今注目のアクセラレーター(起業を支援する組織)ではなく共有ワークスペースなので、仕事を進めていったり仲間を見つけたりは自分でやらなければならない。

 ぶらりと見学に行った日、中を案内してくれたのは、インド系アメリカ人の医者だった。患者を診察していない日はほとんどここに来ているとのことで、医者でありギークであるという、シリコンバレーにちょくちょくいるタイプだ。

 彼は、高校生の娘と一緒に医者をオンデマンドで呼び出せるサービスを提供するスタートアップまで起業したのだという。ただ、この会社はうまくいかず、今は次のビジネスの案を練っているところらしい。

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「スタートアップを育む共有ワークスペース」の著者

瀧口 範子

瀧口 範子(たきぐち・のりこ)

ジャーナリスト

シリコンバレー在住。テクノロジー、ビジネス、社会、文化、時事問題、建築、デザインなどを幅広く日本のメディアに寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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