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「The Hard Thing」のホロウィッツかく語る

米アンドリーセン・ホロウィッツ 共同創業者 ベン・ホロウィッツ氏

2015年7月2日(木)

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 「マネジメントチーム全員で熟読した」。シリコンバレーで活躍するスタートアップのCEO(最高経営責任者)がそう語る書籍がある。2015年4月に日本語版が発行された「HARD THINGS(原題は「The Hard Thing About Hard Things」)」だ。著者はシリコンバレーの有力ベンチャーキャピタル(VC)であり、「a16z」の略称で知られる米アンドリーセン・ホロウィッツの共同創業者、ベン・ホロウィッツ氏(写真1)。

 HARD THINGSは、スタートアップのCEOが直面する「本当に大変なこと」について、ホロウィッツ氏が自身の起業経験も交えて論じる。「一昔前のVCはスタートアップから創業者を排除して、プロフェッショナルCEOを外部から招聘していた。スタートアップのオペレーションが容易になった今日は、イノベーティブな創業者がCEOを務めるべきだ」。そう語るホロウィッツ氏に話を聞いた。

(聞き手は中田 敦=シリコンバレー支局)

写真1●オフィスに飾るアメリカンフットボールのユニフォームとベン・ホロウィッツ氏

「HARD THINGS」を執筆した動機は。

ホロウィッツ氏:私は常々、経営書に書いてある内容が、スタートアップのCEOにとって本当のHard Thing(大変なこと)ではないと感じていた。スタートアップのCEOが直面する本当に大変なこととは、「経営チームを組織すること」や「お金を使いすぎないこと」「レイオフをすること」などだが、こういった内容を教えてくれる経営書は存在しなかった。

 そういった本が無いのなら自分で執筆しようと考えたのが「HARD THINGS」だ。テクノロジースタートアップの起業家に向けて書いた書籍がベストセラーになるなんて、本当に驚いている。

本書には、あなたが15年前にテクノロジースタートアップ(システム運用管理ソフトウエアの「Opsware」、元々の社名は「Loudcloud」)を起業した経験がふんだんに描かれています。当時と現在とで、スタートアップを取り巻く状況に違いはありますか。

ホロウィッツ氏:最大の変化は、スタートアップが15年前に比べて、製品を生み出すことにより専念できるようになったことだ。

 15年前、ソフトウエアの製品を生み出そうと思ったら、プログラムを開発するだけでなく、そのプログラムが様々な環境で稼働できるか検証したり、営業チームを組織して企業に売り込んだり、製品をサポートする「プロフェッショナル・サービス・チーム」を組織したりしなければならなかった。

 しかし、現在は「Amazon Web Services(AWS)」のようなクラウドがあり、数人のエンジニアとラップトップパソコンがあれば、サービスを開発して市場に売り込めるようになった。つまり今日のスタートアップのCEOには、過去のCEOに求められていたようなオペレーション能力は求められていない。その代わりに、クリエイティビティがより求められるようになった。

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「「The Hard Thing」のホロウィッツかく語る」の著者

中田 敦

中田 敦(なかだ・あつし)

シリコンバレー支局

1998年慶應義塾大学商学部卒業、同年日経BP社に入社。ITproや日経コンピュータを経て、2015年5月からパロアルトに開設したシリコンバレー支局を拠点に、シリコンバレーの最新事情を取材中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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