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ソフトだけでなくハードも「アジャイル開発」へ

2015年7月3日(金)

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 「ポップアップ」には、即席とか、暫定的とか、いきなり、といった意味がある。サンフランシスコで近年このポップアップという言葉がはやったのは、レストラン業界だった。

 レストランを開店するには通常、新しい店を出す場所を確保し、建物を改造し、しゃれたインテリアデザインを施し、料理のメニューを考え、スタッフを訓練して、といった具合に、気の遠くなるようなプロセスを経る必要がある。

 ところが、サンフランシスコで始まったのは、他人の店で別のシェフが1日とか数日間の限定で料理を出すというイベントだ。これは「ポップアップ・レストラン」と呼ばれ、顧客にいつもとは違う味覚を提供したり、シェフ同士が技を刺激し合ったりするという面白い機会になった。

 何よりも、顧客にとっては即興的な出来事を楽しむという新しい時代感覚を感じさせてくれた。普通ならば堅苦しいレストランの世界も、ポップアップによって境界線が崩れ、新しい店が手軽に暫定的に作られる。シェフ同士の競争心も、別の段階へとシフトしたように感じられた。

 そのポップアップを、ハードウエアの工場でやったらどうなるか。先だってサンフランシスコで6月23日から25日まで開催された「O'Reilly Solid」(米O'Reilly Media主催)では、そんな「ポップアップ・ファクトリー」が会場に設置された(写真)。

写真●「O'Reilly Solid」に設けられたポップアップ・ファクトリー

 O'Reilly Solidは今年で2回目を迎えるカンファレンスだ。「メーカー・ムーブメント」やIoT(Internet of Things)などによってハードウエアのあり方が変化していることに対応し、ハードウエアとソフトウエア、インターネットなどの関係を再考しようという目的で開かれている。今年も、1800人以上の参加者を集めた。

 さて、ポップアップ・レストランと同様、ポップアップ・ファクトリーも、大袈裟な前準備なしに即席で作り上げられた製造工場となる。O'Reilly Solidでのポップアップ・ファクトリーは、3Dプリンターや設計ファイルから電子回路を作り上げるツール、電子部品を組み立てるマシンなどを一堂に集め、手作業によるハンダ付けデスクも加えて、インターネットに接続したデバイスをその場で作ろうというものだ。

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「ソフトだけでなくハードも「アジャイル開発」へ」の著者

瀧口 範子

瀧口 範子(たきぐち・のりこ)

ジャーナリスト

シリコンバレー在住。テクノロジー、ビジネス、社会、文化、時事問題、建築、デザインなどを幅広く日本のメディアに寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師