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iPadやPCが久しぶりの復調、米IT大手の決算

2017年8月9日(水)

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 長く不振に陥っていた米Appleの「iPad」や米Intelのパソコン向け半導体といった事業が復調している。米IT大手が2016年7月末から8月頭にかけて発表した17年4~6月期決算では、各社の業績に力強さが増していることが分かる(表1)。

表1●米IT企業の2017年4~6月期決算(米ドル)
*1:AWSは営業利益、*2:2017年8月2日時点
企業名売上高純利益 *1時価総額 *2
Apple454億800万(7.2%)87億1700万(11.8%)8231億
Alphabet260億100万(21.0%)35億2400万(▲27.7%)6498億
Microsoft233億1700万(13.1%)65億1300万(108.6%)5563億
Facebook93億2100万(44.8%)38億9400万(70.6%)4905億
Amazon.com379億5500万(24.8%)1億9700万(▲77.0%)4783億
(AWS)41億(42.1%)9億1600万(27.6%)
Intel147億6300万(9.1%)28億800万(111.1%)1717億
IBM192億8900万(▲4.7%)23億3100万(▲6.9%)1346億
Qualcomm53億7100万(▲11.1%)8億6600万(▲40.0%)785億
Western Digital48億4200万(38.5%)2億8000万(黒字転換)246億
AMD12億2200万(19.0%)▲1600万(-)126億

 17年4~6月期決算のサプライズはAppleのiPadが売上高、出荷台数共に前年同期を上回ったことだ(表2)。同期のiPadの売上高は1.9%、出荷台数は14.8%、それぞれ増加している。iPadの出荷台数は14年1~3月期以来、13四半期連続で減少が続いていた。

表2●米Appleの製品別売上高と出荷台数
製品売上高出荷台数
iPhone248億4600万ドル(3.3%)4102万6000台(1.6%)
iPad49億6900万ドル(1.9%)1142万4000台(14.8%)
Mac55億9200万ドル(6.7%)429万2000台(0.9%)
サービス72億6600万ドル(21.6%)
その他製品27億3500万ドル(23.3%)

 Appleは2017年3月に、従来モデルよりも1万円ほど安い新型の「iPad」を発売しており、これが出荷台数を復調させる要因となった。AppleのTim Cook CEO(最高経営責任者)は決算発表時の電話会見で、iPadが教育市場で好調だったと語った。教育市場は米Googleの「Chromebook」が非常に好調な分野であり、Googleへの対抗心を見せた。

中国で苦戦するApple、VPNソフト削除やDC建設の動きも

 Appleの全社売上高は454億800万ドル(同7.2%増)、純利益は87億1700万ドル(同11.8%増)と好調だった。地域別売上高は米州(Americas)が同13%増、欧州が11%増、日本が同3%増、中国と日本を除くアジア太平洋が同15%増だった。

 Appleにとっての懸念材料は、中国圏(Greater China)の売上高が同10%減少していることだ。中国のスマートフォン市場はHuawei、OPPO、vivoなどの地場メーカーが好調で、Appleは苦戦が続いている。Appleは7月末に、中国政府の規制に従い中国の「App Store」からVPNソフトを削除した。7月12日には「iCloud」のデータセンターを中国に建設することを発表している。中国の法規制に従う姿勢が、中国市場における巻き返しにつながるのか。Appleの中国における動きは今後も注目を浴びそうだ。

IntelはPC向けが好調

 米Intelの17年4~6月期決算でも、不振が続いていたパソコン向け半導体が復調した。「クライアント・コンピューティング・グループ」の売上高は82億1300万ドルで前年同期比11.9%増加。ノートパソコン向けを中心に出荷数が同3%増加し、製品単価も同8%上昇した。Intelのパソコン向け半導体の出荷数は2015年4~6月期以来、8四半期連続で前年を下回っており、2年ぶりに復調を果たした。クライアント・コンピューティング・グループの営業利益は30億2500万ドルで、同58.2%増加している。

 Intelの「データ・センター・グループ」は売上高は43億7200万ドル(同8.5%増)、営業利益は16億6100万ドル(同5.8%減)。データセンター向け半導体事業は減益となったが、パソコン向け半導体事業が大きく増益となったため、全社の純利益は同111.1%増と、2倍以上に伸びた。

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「iPadやPCが久しぶりの復調、米IT大手の決算」の著者

中田 敦

中田 敦(なかだ・あつし)

シリコンバレー支局

1998年慶應義塾大学商学部卒業、同年日経BP社に入社。ITproや日経コンピュータを経て、2015年5月からパロアルトに開設したシリコンバレー支局を拠点に、シリコンバレーの最新事情を取材中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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