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テクノロジーの米O'Reillyが経済をテーマにした会議を開催する理由

2015年9月2日(水)

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 テクノロジー関連の出版や会議(カンファレンス)で知られる米O'Reilly Mediaが、2015年11月に経済をテーマにした会議「Next: Economy」を開催する。なぜ経済なのか。創業者のTim O'Reilly氏によれば「Uber」や「Airbnb」の台頭がその理由なのだという。

 本題に入る前に簡単に説明すると、O'Reilly Mediaは技術書の出版だけでなく、「OSCON(オープンソースソフトウエアの会議)」や「Strata+Hadoop(ビッグデータ関連の会議)」、「Solid(IoT関連の会議)」なと、テクノロジーの新たな波を捉えた会議を開催することで知られる企業だ。

写真●米O'Reilly Media創業者のTim O’Reilly氏
[画像のクリックで拡大表示]

 創業者のTim O’Reilly氏(写真)は2004年頃に、インターネットによってユーザーがそれぞれにコンテンツを生み出し、それを共有するようになるという「Web2.0」というコンセプトを見事に解説して、テクノロジー関係者をうならせたこともあった。

 そんなO'Reilly Mediaが経済をテーマにした会議を、ビジネスの中心地であるニューヨークではなくテクノロジーの中心地であるサンフランシスコで開催する。同社がテクノロジーと経済を組み合わせた会議を開催する理由を、創業者のTim O’Reilly氏がオンラインメディア「Medium」への寄稿で述べていたので、その趣旨をかいつまんで紹介しよう。

多くの人々がUberやAirbnbの本質を見誤っていると主張

 O’Reilly氏の主張は、UberやAirbnbといったオンデマンド型サービスを提供する新しい「ネットワーク型」の企業の台頭が、企業の在り方そのものを変え始めているというものだ。

 周知のようにUberや同業の「Lyft」は配車サービスである。普通の人がほかの人々のためにタクシーのドライバーになって、目的地まで届ける。Airbnbは、同じく普通の人々がほかの人々のために、自宅の部屋や持ち家をホテルのように貸し出すサービスである。いずれも、ごく一般人が余剰の時間や持ち物を利用して収入を得られる画期的な仕組みとして人気を集めている。

 もっともO’Reilly氏は、これらのオンデマンド型サービスについて現在議論されていることは、あまりに視点が狭すぎると指摘する。例えば「UberやAirbnbによって、人々は自分の好きな時に好きなだけ仕事をして収入を得られるようになり、人々の働き方が変わり始めた」というのが、O’Reilly氏が批判する「よくある視点が狭い主張」となる。

 このような主張に対してO’Reilly氏は、UberやAirbnbはソフトウエアとそれがもたらす「接続性(コネクト)」によって、「企業」自体をこれまでとは全く異なったものに変貌させようとしていると、数字を挙げて指摘する。

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「テクノロジーの米O'Reillyが経済をテーマにした会議を開催する理由」の著者

瀧口 範子

瀧口 範子(たきぐち・のりこ)

ジャーナリスト

シリコンバレー在住。テクノロジー、ビジネス、社会、文化、時事問題、建築、デザインなどを幅広く日本のメディアに寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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