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都市情報サイト「Teleport」が示す新しい働き方

2015年11月9日(月)

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 「テレポート(Teleport.org)」という都市情報サイトをご存じだろうか。このサイトの特徴は、世界中場所を問わずに働きたい「ノマドワーカー」、特にテクノロジーの世界で起業を志すような人々が必要とする情報に焦点を絞っているところだ。

 テレポートのキャッチフレーズは「自分がベストに生活し、仕事ができる場所に移ろう」というもの。ちょっと使ってみると、要は「新しい働き方」の支援ツールなのだということが分かる。このサイトを見ていると、米国におけるエンジニアの働き方、生活が大きく変わり始めていることを感じられる。そこでその内容を少し紹介しよう。

 目玉のコンテンツは世界110都市の基本都市情報で、以下のような内容をそれぞれスコア付けして整理している(写真1)。住宅コスト、スタートアップシーンの盛り上がり、旅行の際の接続の利便さ、ビジネスの自由度、医療環境、環境の質、税金レベル、生活コスト、ベンチャーキャピタルやアクセラレーターの資金充実度、交通の利便性、安全性、教育レベル、経済発展度、インターネットアクセスなどである。

写真1●「テレポート(Teleport.org)」の都市情報ページ
出典:テレポート広報資料
[画像のクリックで拡大表示]

 例えば「ビジネスの自由度」というのは、役所の手続きの複雑さや官僚主義の横行、役人の腐敗によってビジネスがやりづらくなっていないかを、世界銀行のデータを基に算出している。サンフランシスコのベイエリア地域やベルリン、東京はレベル8だが、ミンスク(ロシア)やボゴタ(コロンビア)などになるとレベル5に下がる。

 ベイエリアに住む者にとって気になるのは家賃などの「リビングコスト」だ(写真2)。コロンビアのボコタならば、1ベッドルーム(リビング/ダイニングに寝室が一つ)の家賃の中間値は420ドルだが、サンフランシスコベイエリアになると3300ドルに跳ね上がる。分かっていたが、ものすごい差である。同サイトでは、同じサンフランシスコベイエリアの中でも、サンフランシスコ市内とそれ以外の場所に住むのとでは、家賃だけでなく通勤時間や生活コストなどがどれぐらい変わるのか、調べられるようになっている。

写真2●リビングコストに関する情報
出典:テレポート広報資料
[画像のクリックで拡大表示]

スタートアップによる求人数も提供

 まあ、ここまでならばよくある都市比較サイトと変わらない。だがもう少し進んで見ていくと、いかにも今日風のプログラマーやエンジニアたちが気にするような項目が出てくる。

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「都市情報サイト「Teleport」が示す新しい働き方」の著者

瀧口 範子

瀧口 範子(たきぐち・のりこ)

ジャーナリスト

シリコンバレー在住。テクノロジー、ビジネス、社会、文化、時事問題、建築、デザインなどを幅広く日本のメディアに寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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