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Salesforceが研修プラットフォームを発表

ゲーム感覚で同社のサービスを学べる

2017年11月11日(土)

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 米Salesforce.comが、従来とはかなり毛色の異なるPaaS(Platform as a Service)を発表した。従業員の教育・研修プラットフォーム「myTrailhead」だ。同社のMarc Benioff CEO(最高経営責任者)は「第4次産業革命を起こすイノベーターを育てることが新プラットフォームの狙いだ」と語る。

 Salesforceは2017年11月6日から米サンフランシスコで年次カンファレンス「Dreamforce 2017」を開催し、初日の基調講演でBenioff CEOが様々な新機能を発表した()。それらのなかでも目玉となるのが、教育・研修プラットフォームのmyTrailheadだ。

表●米Salesforce.comが発表した主な新機能
名称 ジャンル 概要
myTrailhead 教育・研修 「Salesforce CRM」などの使い方に関する教育・研修プログラム「Trailhead」をプラットフォーム化。コンテンツをユーザー企業のものに置き換え、従業員の教育・研修に利用できるようにした
myEinstein AI AI(人工知能)のプラットフォーム「Einstein」を使ったアプリケーション開発を容易にしたもの。ユーザー企業独自の「予測モデル」や「ボット」をコーディング不要で開発できる
myLightning UI UI(ユーザーインタフェース)開発のプラットフォーム「Lightning」のカスタマイズを容易にしたもの。テンプレートから選ぶだけで、UIデザインを変更できる
mySalesforce モバイルアプリ Salesforceのクライアント用モバイルアプリの「ユーザー企業版」を開発できる機能。アプリの名称やアイコンをユーザー企業専用にカスタマイズできる
myIoT IoT SalesforceのIoT(Internet of Things)プラットフォームを使ったアプリ開発を容易にしたもの。IoTデバイスと連携するワークフローなどをコーディング不要で開発できる

 myTrailheadは、Salesforceが同社のSaaS(Software as a Service)などの使い方をユーザー企業に学んでもらうために、2014年から始めた教育・研修プログラム「Trailhead」をプラットフォーム化し、ユーザー企業による従業員の教育・研修に転用できるようにしたものだ。

「ゲーミフィケーション」で楽しく学習

 ユーザー企業は自社で作った教育・研修コンテンツをmyTrailheadにアップロードし、自社の従業員にそのコンテンツを学ばせる。myTrailheadのポイントは、Salesforceが自社の従業員やSaaSのユーザーをトレーニングしてきたノウハウが組み込まれていることだ。「ゲーミフィケーション」と呼ばれる仕組みがその一つ。従業員による学習の進捗状況などが可視化されるため、従業員はゲームを楽しむような感覚で教育・研修を受けられるという。

 Benioff CEOはDreamforceの基調講演で、同社のプラットフォームが「第4次産業革命を実現するために存在する」と強調し続けた(写真1)。営業支援やマーケティング支援から始まったSalesforceのSaaSやPaaSだが、2015年にIoT用のPaaSを始めるなど、そのカバー範囲は広がり続けている。

写真1●基調講演会場を歩き回りながら熱弁するSalesforce.comのMarc Benioff CEO
[画像のクリックで拡大表示]

 ただし、企業の「デジタル変革」はツールだけで成功するものではない。従業員のスキルセットや働き方、意識なども変える必要がある。人材面から企業のデジタル変革を支援するのがmyTrailheadの役割となる。

 実はSalesforceは以前から、ユーザー企業の社内における社員の行動変革や意識変革を促すアプローチを採っていた。Salesforce CRMを売り込む際に「カスタマーサクセス(顧客の成功)」という概念を強調していたのが代表例だ。

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「Salesforceが研修プラットフォームを発表」の著者

中田 敦

中田 敦(なかだ・あつし)

シリコンバレー支局

1998年慶應義塾大学商学部卒業、同年日経BP社に入社。ITproや日経コンピュータを経て、2015年5月からパロアルトに開設したシリコンバレー支局を拠点に、シリコンバレーの最新事情を取材中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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