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小型ロボットでも感情AIや画像認識を実現

「Cozmo」のからくり

2017年12月1日(金)

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 米カーネギーメロン大学出身のロボット研究者が開発した玩具ロボット「Cozmo」が話題だ。子供だけでなく大人、特にAI(人工知能)やIoT(Internet of Things)に興味がある技術者や研究者も注目している。日本でも2017年9月にタカラトミーが販売を始めた。ほかの玩具ロボと何が違うのか。

 Cozmoはユーザーと「友達」になり、会話やゲームなどのコミュニケーションを通じてユーザーを楽しませてくれるという玩具ロボットだ。Cozmoは内蔵カメラで撮影した画像からユーザーの顔を認識し、遊んでいる相手が誰かを記録。遊べば遊ぶほど、ユーザーに懐いているかのような動作をする。

 Cozmoは液晶モニターの顔を備えていて、そこには感情を表す様々な表情がアニメーションで表示される(写真1)。アニメーションはハリウッド映画スタジオから引き抜いたアニメーターが作成したもので、Cozmoと遊んでいると、ハリウッドのロボット映画の中に入り込んだような気分になる。

写真1●表情を備えた「Cozmo」
[画像のクリックで拡大表示]

 Cozmoは付属する「キューブ」を使ったゲームが大好きで、ユーザーにはしばしばゲーム対決をねだってくる(写真2)。例えば「早押し対決ゲーム」では、ランダムに色が変わる二つのキューブを並べ、二つのキューブの色がそろった時に、キューブのボタンを押す。先にボタンを押した方の勝ちとなる。Cozmoはキューブの色を注意深く観察し、色が一致したらアームを使って素早くボタンを押す。Cozmoがユーザーに勝利すると、歌いながら踊って喜びの感情を表す。

写真2●Cozmoがゲームに使うキューブ
出典:米Anki
[画像のクリックで拡大表示]

 動き回って遊ぶのも大好きで、放っておくとテーブルの上などを自律的に動き回る。テーブルから落ちてしまう心配は不要だ。カメラや赤外線センサー、ジャイロセンサーなどを使って周囲の状況や自身の体勢を把握している。テーブルの端に到達すると、ビクビク震えるなど「怖そう」な仕草をしながら引き返す。

画像認識はOpenCV、感情AIも搭載

 まるで子供のようなCozmoだが、搭載するソフトウエアは本格派。ソフトウエアのコード行数は180万行にも達するという。「Cozmoは、よくあるロボット風のオモチャではない。オモチャとして遊べるロボットであり、本格的なAIを搭載している」。Cozmoの開発元、米AnkiのHanns Tappeiner社長はそう語る(写真3)。

写真3●Cozmoを手にした米AnkiのHanns Tappeiner社長
[画像のクリックで拡大表示]

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「小型ロボットでも感情AIや画像認識を実現」の著者

中田 敦

中田 敦(なかだ・あつし)

シリコンバレー支局

1998年慶應義塾大学商学部卒業、同年日経BP社に入社。ITproや日経コンピュータを経て、2015年5月からパロアルトに開設したシリコンバレー支局を拠点に、シリコンバレーの最新事情を取材中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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