• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ビルの空調も人工知能にお任せ!

2015年12月28日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 米Googleのオフィスでは、従業員は部屋の温度が「暑い」「寒い」と感じたらスマートフォンのアプリケーションを使って、ビル空調の温度を操作できるそうだ。しかも温度設定は頻繁に変更する必要がない。しばらくすると人工知能が従業員にとって最適な温度を割り出し、ビル空調を自動制御してくれるようになるからだ。

 Googleは外部のクラウドサービスを採用して、このようなビル空調を実現している。サービスの提供元は米サンフランシスコの対岸、米オークランドで2013年に起業したスタートアップの米Building Robotics。同社が提供するビル空調用のクラウドサービスは「Comfy」という。Building RoboticsにはGoogleの親会社である米Alphabetのベンチャー投資部門、米GVが出資している。

 ユーザー企業は、オフィスビルの空調を制御する「コントロールシステム」にComfyの端末(写真1)を接続する。そうすると、スマートフォンやタブレットのアプリケーションからビル空調が制御可能になる。

写真1●ビル空調のコントロールシステムに接続する端末
[画像のクリックで拡大表示]

 エンドユーザーは、アプリケーションの画面から「自分のスペースを暖かくせよ」「自分のスペースを涼しくせよ」というボタンをタップするだけ(写真2)。そうすればComfyのクラウドが個別の空調機を制御してくれる。

写真2●Comfyのアプリケーション画面
[画像のクリックで拡大表示]

 さらにComfyのクラウドは、エンドユーザーによる温度変更の履歴や、個別の空調機の設定を変えることで室内の温度が変化した履歴を「機械学習」する。機械学習とは、コンピュータがデータの中から知識やルールを自動的に獲得する技術のことで、現在の人工知能技術の基礎となっている。

 Comfyのクラウドでは、人工知能が従業員一人一人にとって最適な温度や、そのような温度を実現するために必要となる空調機の設定のパターンを割り出してくれる。その後はそのパターンに従って、ビル空調全体を調整するという仕組みだ。

 米国ではGoogleが買収したスタートアップの米Nestが、人工知能が家庭用エアコンをコントロールするという「Nest Thermostat」を販売している。Building RoboticsのComfyは、「Nestのオフィスビル版」といったところだ。

コメント0

「シリコンバレーNext」のバックナンバー

一覧

「ビルの空調も人工知能にお任せ!」の著者

中田 敦

中田 敦(なかだ・あつし)

シリコンバレー支局

1998年慶應義塾大学商学部卒業、同年日経BP社に入社。ITproや日経コンピュータを経て、2015年5月からパロアルトに開設したシリコンバレー支局を拠点に、シリコンバレーの最新事情を取材中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック