• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「1日60分で花園」のカイゼン練習に記者が入門

休む暇ない濃密さに20分でノックアウト

2015年7月3日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

中央でボールを抱えたまま倒れてしまった記者(33歳)。途中で練習から脱落した…(写真:全て廣瀬 貴礼)

 まずは上の写真を見てほしい。ラグビー経験者である記者(33歳)が静岡聖光学院ラグビー部の練習に参加した際のヒトコマだ。真ん中でボールを抱えているのが記者。休む暇がない濃密な練習で立てなくなるほどの疲労感を味わい、タックルを受けてあえなくぶっ倒れてしまった…。

 練習開始からわずか20分である。少しは体力に自信があったが、「もう勘弁して下さい」と弱音を吐いた。

 静岡聖光学院ラグビー部は、決定的なハンディとも言える「制約」がいくつもある。まず練習時間。夏場は1日90分、冬場は60分しかない。練習できるのは週に3日だけで、使えるグラウンドはラグビー場1面の4分の1程度。この「制約」を「前提条件」として捉え直し、カイゼンにカイゼンを繰り返したのがラグビー部総監督の星野明宏・副校長だ(インタビューはこちら。1日60分で花園に行けた)。

 「60分しかない」のではなく「61分やったら倒れる」という発想の転換。ただ練習をきつくするのではなく、どうやったら最短距離で目標に到達できるかという効率化。静岡聖光学院ラグビー部は、この発想から練習を組み立てている。これは、スポーツだけでなくビジネスにも通用するものだ。

静岡聖光学院ラグビー部のコーチ陣。左から、佐々木陽平・中高一貫ヘッドコーチ、星野明宏・総監督、島田至隆・高校監督

 61分やったら倒れるような練習って、どんな練習なんだろう――。そう思った記者は星野氏に頼み込み、1日入部させてもらう機会を得た。その日の練習を詳細に見て行こう。

 部員たちがグラウンドに集まったのは午後3時45分ごろ。その日の練習メニューを確認し、すぐに練習が始まった。まず記者が驚いたのは、ウオーミングアップがないこと。一般的には、ラグビーに限らずジョギングなどで身体を暖めることから練習が始まる。

 静岡聖光の練習は違う。「フィジカルセッション」と名付けたメニューから始まる。これは、星野氏がレスリングの練習からヒントを得て考案したもの。準備運動に側転やブリッジといった体幹を鍛えるトレーニングと、2人一組の柔軟体操を組み合わせている。「将来的には全員がバク転をできるようにしたい」と星野氏は言う。

フィジカルセッションの様子。側転を繰り返したと思ったら2人一組の柔軟体操。様々な要素が組み合わさっている

コメント3

「今どきカイゼン100 ムリせず すぐ効く 社長も納得」のバックナンバー

一覧

「「1日60分で花園」のカイゼン練習に記者が入門」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

環境の変化にきちんと対応して、本来提供すべき信頼されるサービスを持続できる環境を作り出さなければならない。

ヤマトホールディングス社長 山内 雅喜氏