• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

じゃがりこ愛の生徒1万人集めるカルビー

定番の1.5倍売れる商品も

2015年7月9日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

本連載では日経BP社が主催するデジタルマーケティングの総合イベント「Digital Marketing Week 2015」に登壇するマーケティング先進事例を紹介していく。「Digital Marketing Week 2015」は7月21~23日に、六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ49階)で開催する。

 「じゃがりこのモッツァレラチーズが激うま」――。3月中旬、カルビーが期間限定で発売したスナック菓子「じゃがりこ」の新メニュー「モッツァレラチーズトマト味」を巡ってこんなツイートが飛び交った。この新商品パッケージに印字されているのが、「じゃがりこファン人気No.1」というフレーズ。いわゆる消費者参加型の商品開発で、じゃがりこファンの意見を集約して完成した商品だった。

 昨今、この手の消費者参加型の取り組みがよく聞かれるようになった。「共創マーケティング」と呼ばれ、マーケティング界ではちょっとしたブームが起きている。

 こうしたオンラインを介した消費者参加型の企画は下図のように1990年代から多くの取り組み実績があるが、単発、一過性の企画で終わっているものも多い。消費者参加型に取り組む動機が「流通ウケがいい」だったり、また参加型開発といっても投票に参加させるだけだったりする“なんちゃって開発”だったことが原因として考えられる。

主な「共創」プロジェクト

 では今回の共創トレンドは果たして本格的に飛躍するのか、それとも一時的な現象で終息してしまうのか。頓挫する企画が多い中で長らく継続しているじゃがりこの取り組みを見てみよう。

アイデア募り人気投票で商品化

 じゃがりこの参加型開発商品は2015年春で7作目=7年目を迎えた。舞台は、同社が運営するじゃがりこファンサイト「それいけ!じゃがり校」。その名の通り学校をイメージしたコミュニティで、年末から翌春にかけて入学希望者を募り、“じゃがりこ愛”を綴るミニ作文を入試課題にして生徒を選考している。入試の告知はじゃがりこのパッケージに載せているため、コアなファンに響きやすい。

 毎年3000人弱が入学し、在籍期間は3年間。入試というハードルを設定しながら1万人弱の生徒が集う、一菓子ブランドとしては大きなコミュニティだ。

 校内の企画は、毎月お題を出してじゃがりこ川柳を募集する「国語」、生徒が自身の一日一善を投稿して褒め合う「道徳」、先生役のカルビー側担当者のブログが読める「朝礼」、様々な話題について語り合える「ホームルーム」など学校らしい教科や行事で構成。来訪・投稿にポイントを付与して「購買部」で限定アイテムなどと交換できるようにすることで、アクセスする動機付けと活性化を図っている。

コメント0

「ヒットはデジタルで創る!」のバックナンバー

一覧

「じゃがりこ愛の生徒1万人集めるカルビー」の著者

小林 直樹

小林 直樹(こばやし・なおき)

日経デジタルマーケティング記者

2007年「日経デジタルマーケティング」の創刊に参画。現在同誌記者。1999年の東芝ビデオクレーマー事件の取材をきっかけに、ネット“炎上”案件の取材、執筆、講演がライフワークになっている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長