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【2014年大賞】ホンダジェット、不可能を成し遂げた戦略家

ホンダ エアクラフト カンパニー社長 藤野道格氏

  • 日経ビジネス編集部

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2015年7月6日(月)

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 日経BP社では、2015年11月上旬に「第14回 日本イノベーター大賞」を発表します。グローバル競争が激しさを増す中、さらなる成長を手に入れるには、常識を打ち破るイノベーションが欠かせません。日本イノベーター大賞は、日本の明日を担う独創的な事業家や技術者などから、特に優れた人を選んで表彰するものです。未知の分野に挑み、独創的な活動をされている方を、読者の皆様からご推薦いただきたいと思います(募集要項、応募フォームは こちら)。

 日経ビジネスオンラインでは、2014年に大賞、優秀賞、特別賞を受賞した方々を本日から4回に分けて紹介します。第1回は、大賞を受賞したホンダ エアクラフト カンパニー社長の藤野道格氏です(本記事は2014年11月24日号の特集に掲載したものです。肩書きなどは当時のまま)。

2015年、新しい航空機メーカーが誕生する。7人乗りの「ホンダジェット」を製造するホンダ エアクラフト カンパニー(米ノースカロライナ州)だ。米航空当局の型式証明が取れ次第、顧客への納入が始まる。30年近くホンダの飛行機開発を率いてきた藤野道格は、いかにしてゼロから航空機メーカーを造り上げたのか。

藤野道格(ふじの・みちまさ)ホンダ エアクラフト カンパニー社長
1960年生まれ。高校生まで青森県で育ち、県内で盛んだった卓球から戦略の重要性を学んだ。幼い頃から設計技師になりたくて東京大学工学部航空学科へ。84年に本田技研工業に入社し、86年より航空機の研究開発に携わる。2006年より現職。好きなクルマは「CR-X」。 (写真=常盤 武彦)

 その日は少年にとって、大勝負だった。小学校の先生が課題で出した、ゴム動力のミニカー作り。クラスメートを驚かそうと、ベアリング(軸受け)からタイヤまで工夫を重ねて、コンテストに臨んだ。圧倒的なスピードで走る少年のクルマを前に、教室は興奮に包まれる。「人が想像もしないモノを作ると、皆が喜んでくれるんだ」。翌年の卒業文集には迷わずこう書いた。

 「設計技師になりたい」。

 42年後、かつての少年は米ノースカロライナ州グリーンズボロの空港から試験飛行に飛び立つビジネスジェットを、愛おしそうに見つめていた。米当局の型式証明が来年1~3月に計画通り取れれば、顧客への納入が始まり、本当の意味で航空機メーカーになる。主翼の上にエンジンを付ける「常識外れ」の設計で実現した広い客室で、乗る人たちを喜ばせられる。

 彼の名は藤野道格。54歳になった今でも表情にどこかあどけなさを残す、ホンダ エアクラフト カンパニーの社長だ。1986年にホンダが航空機の研究開発を始めた当初からプロジェクトに携わり、30年近くを捧げてきた。

「ゼロからモノを作るチャンスだ」

 東京大学工学部航空学科を卒業。根っからの飛行機好きだと誤解されがちだが、藤野が航空学科を選んだのは「自動車学科がなかったから」。新しいコンセプトを考える仕事がしたくて、若いうちから大きなプロジェクトを任せてもらえそうなホンダの門を叩いた。

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