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「ケネディ暗殺」大統領を守れなかった男

シークレットサービスとザブルーダー・フィルムと

2016年5月10日(火)

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第35代アメリカ合衆国大統領 ジョン.F.ケネディと妻のジャクリーン

 ジョン・F・ケネディ米国第35代大統領が暗殺されたとき、クリント・ヒルはすぐ近くにいた。シークレットサービスのクリントは、警護のため、大統領の乗るオープンカーの後続の車に乗っていたのだ。

 テキサス州ダラス。もう一つ先の角を曲がればパレードは終わる。そこで銃声を聞き、咄嗟に振り返る。前に向き直る。そのとき、何が起きたかが分かった。

犯行現場となった元テキサス教科書倉庫ビル

銃弾3発、6秒間の真実

 「大統領は首をつかみ、左に傾いていたのです。2発目の銃撃を防ぐために、車から飛び降り、大統領のもとへ走り出しました」

 走っている最中の2発目は外れた。オープンカーへはまだ追いつかない。そして3発目。

 「3発目まで、たった6秒です。あのとき、私は車に手がかかったのですが、足が滑ってしまいました。車が加速したからです。あともう2歩、進む必要がありました。しかしたどり着いたときには、3発目が大統領の頭に当たって…。それが致命的な1発だったのです」

 「あのとき、大統領を守ることができたのは、私だけでした。しかし、それが果たせませんでした。私は『暗殺を防ぐためにできたことがあるはず、もっと何かできたはずだ』と自責の念にとらわれました。その思いは、永遠について回るのです」

元シークレットサービスのクリント・ヒル。 事件を至近距離で目撃した最後の生き証人 が語る真実とは

 1963年に起きたケネディ大統領暗殺は衝撃的な事件だったがゆえに、後にいくつもの疑惑や陰謀論を派生させた。そのうちのひとつが「Magic bullet」。クリントを振り返らせた魔法の弾丸だ。1991年に公開された映画『JFK』も、ここにスポットを当てている。

 それは、リー・ハーヴェイ・オズワルドが撃った1発目。弾丸は、後部座席に座る大統領の後ろ、首元から入り、喉を抜け、大統領の前に座るコナリー知事の右脇にも命中した。

 大統領の体を貫通したのはこの1発のみ。しかし、その日、大統領が着ていた上着の背中には、銃弾の跡が残っている。それが疑惑を生んだ。1991年公開の映画『JFK』のセリフを引用すると、こうなる。

 《この弾は、大統領の背中から17度の角度で下に向かった。それから上昇し、ケネディの喉から飛び出した。第2の傷です。空中で1.6秒待ち、そこから急に右折して、さらに左から右へ。また左へ。そして知事の右脇から体内へ。第3の傷です。戦闘経験がある者なら、こんなことは、あり得ないと分かるでしょう》

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「「ケネディ暗殺」大統領を守れなかった男」の著者

河瀬 大作

河瀬 大作(かわせ・だいさく)

NHK番組制作プロデューサー

1993年、名古屋大学大学院文学研究科修了後、NHK入局、ディレクターとして『プロフェッショナル 仕事の流儀』『NHKスペシャル』などを制作。現在、プロデューサーとして幅広く活躍している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

片瀬 京子

片瀬 京子(かたせ・きょうこ)

フリーライター

1972年生まれ。東京都出身。98年に大学院を修了後、出版社に入社。雑誌編集部に勤務の後、2009年からフリー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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