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隠れた事実を探し求める中で気づいた3つの事実

『アナザーストーリーズ』遅れてきたスクープの裏側

2016年8月10日(水)

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 NHKBSプレミアムで放送中の『アナザーストーリーズ』をご覧の方は、毎回、どこかで「へえ、そうだったんだ」と感じていることでしょう。それは、取材をし、番組を作っている側も同じです。制作を通じて、気づかされたことがいくつもあります。

 たとえば、“事実は案外とシンプルである”こと。

 1963年11月22日、ときの米大統領ジョン・F・ケネディが暗殺されました。46歳という若きアメリカのリーダーが公衆の面前で命を奪われるという衝撃的なできごとは、いくつもの陰謀論を派生させました。Wikipediaの「ケネディ大統領暗殺事件」のページを見れば、「陰謀論」の項目があり、そこには、マフィア主犯説、政府主犯説、副大統領黒幕説などが羅列されています。それらの説に基づいた小説や映画もあります。

 では、実際はどうなのか?

 当時、シークレットサービスの一員として護衛に当たり、一部始終を見ていたクリント・ヒルはアナザーストーリーズの取材陣の前で、こう語っています。

「暗殺事件について、新しい説が次々出てきますが、魔法の言葉となっているのが“説”です。すべて当て推量なんです。人は実際に起こっていないことを考え、架空の人物を設定したりするものです。残念なことですが、理解はできます。たった一人の人間が犯したとは信じがたいほど、あまりにも大きな事件だったのです」

 大きな事件・事故は多くの人の心を乱します。「信じたくない」「あってはならない」とたくさんの人が思います。そういうときに生まれるのが、陰謀論、陰謀説。だからあの事件にも、あの事故にも、いくつもの、もっともらしい陰謀論がついて回るのかもしれません。

第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ。その暗殺を間近で見たシークレットサービスが語る真実

勘は経験の集合体

 制作側が気づかされたことの2番目に挙げられるのは“勘は経験値の集合体である”こと。

「あれ、なんだか違和感がある」「どことなくいつもと違う気がする」

 こういった感覚は勘と呼ばれます。その勘は、1987年11月29日に起きた大韓航空機爆破事件でも働いていました。普段から多くの乗客と接している韓国人キャビンアテンダントのパク・ウンミが、日本のパスポートを持った若い女性客に、違和感を覚えていたのです。

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「隠れた事実を探し求める中で気づいた3つの事実」の著者

久保 健一

久保 健一(くぼ・けんいち)

NHK プロデューサー

1972年、千葉生まれ。平成9年NHK入局。「プロジェクトX~挑戦者たち~」「プロフェッショナル仕事の流儀」などの制作に携わる。現在、NHKエデュケーショナルにて「アナザーストーリーズ~運命の分岐点~」や「世界入りにくい居酒屋」などを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

片瀬 京子

片瀬 京子(かたせ・きょうこ)

フリーライター

1972年生まれ。東京都出身。98年に大学院を修了後、出版社に入社。雑誌編集部に勤務の後、2009年からフリー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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手嶋 龍一 作家・ジャーナリスト