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「バブル入社組、どいてくれませんか?」

危機感が若手の連帯を生む

2015年8月5日(水)

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日経ビジネス8月3日号「社畜卒業宣言

 日経ビジネス8月3日号の特集「社畜卒業宣言」では、会社に忠誠を誓う代わりに雇用を守る暗黙の「契約」を反故にし始めた企業の実態と、それによって、居場所をなくし始めたバブル入社組の姿を描き、その先にあるべき未来の雇用のあり方を探った。

 この特集の連動企画である本連載の3回目では、バブル入社組に続いて試練に直面することになる下の世代に焦点を当てる。就職氷河期に入社した富士ゼロックスの同世代の社員が、自分の担当領域という殻に閉じこもるバブル入社組を反面教師にしながら、会社の既存の仕組みから飛び出し、会社を巻き込んで新しい働き方を模索している動きを紹介する。

富士ゼロックスの若手有志社員が結成した「わるだ組」が企画した「触覚ハッカソン」の集合写真。会員は徐々に増え、3年間で400人に

 「正直に言うと、『おっさん、ちょっと邪魔なんですけど』って思っていました」。富士ゼロックスの若手社員有志である「秘密結社わるだ組」。中心メンバーである大川陽介氏(34歳)は率直にこう言う。

 2012年のことだ。大川氏は仕事がつまらなくなっていた。30歳を過ぎて、上から指示された仕事だけではなく、自分のアイデアを実際に仕事にできるようになる時期。本来であれば、モチベーションが高まってもおかしくない。

 しかしそこで、「自分が非常に狭い範囲でしか物事を見ていないことに気づいてしまった。自分の部署に与えられた範囲の中のみでアイデアを考える。それで仕事が回ってしまう。30歳を超えて、自分はこれでいいのかと考え込んでしまった」(大川氏)。

 企画を上司に通し、さらに上、さらに上へと通していく大企業にありがちの仕組みにも嫌悪感を覚えた。「今はそうは思わないけど、当時は上司や先輩たちが自分の仕事を邪魔しているように思えた。縦のラインばかり気にしているのが嫌だった」と大川氏は言う。

 同じ頃、大川氏の同期である安田勇大氏も同じような悩みを抱えていた。

 「機能分化して自分の担当領域を徹底的に考え抜く。組織の姿として間違っていないのかもしれないが、それが滑稽に見えてしまった。『それって楽しくないでしょ』って」

 2人のほかに社内の有志数人が集まり、「わるだ組」が生まれた。

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「「バブル入社組、どいてくれませんか?」」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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