• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「中小企業の再生、今がチャンス」

再生請負人が見出した勝機

2015年8月11日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

特集「上向く景気」連動オンライン連載の2回目は、数多くの中小企業の経営再建に取り組んできた東京都板橋区の「再生請負人」を追う。「板橋モデル」として知られる請負人の再建手法は全国に広がりを見せている。経済を下支えする中小が各地で活気を取り戻せば、景気好転の動きは勢いづくはずだ。

 東京都板橋区に、企業活性化センターという中小企業の「駆け込み寺」がある。「どんなに悪い状況の企業でも、どんなに難しい相談にも対応する」。センター長の中嶋修氏はこう言い切る。

 2008年のリーマンショック以降、中嶋氏は「再生請負人」として弁護士や税理士など200人を超える専門家と経営改善チームを組み、累計約300社の経営支援に当ってきた。その多くは資金繰りが悪化し、事業が行き詰まりつつあった中小企業だ。このうち現在までに破綻や精算を余儀なくされた会社は30社弱。9割は「何らかの形で改善が進んでいる」(中嶋氏)という。この実績をもって中嶋氏は言う。「どんなに厳しい中小企業でも、きちんとした支援が入れば劇的に経営は改善する」。

金融機関からパート従業員まで、改善案を共有

 7月3日、中嶋氏は都営三田線、新高島平駅近くの洋菓子店「菓子工房ガトーマスダ」の2階事務所にいた。増田嘉嗣・啓子オーナー夫妻や社員と経営の改善計画について話し合うためだ。

洋菓子店ガトーマスダの増田オーナー夫妻(右から3、4番目)らと経営改善について話し合う企業活性化センターの中嶋修センター長(中央)。巣鴨信用金庫の内田貞男支店長も同席(左から4番目)(写真:陶山勉、以下同)

 ガトーマスダは板橋区を中心に5つの店舗を運営する。主力商品「完熟アップルパイ」はテレビ番組などにも度々取り上げられ、ファンも多い。このケーキを武器に2000年代半ばには13店舗を展開し、都心の商業施設にも出店を果たした。だが無計画な拡大戦略は裏目に出る。資金繰りが徐々に悪化し、売上高も半減。店舗数も縮小を迫られた。「借り入れが多く、金利負担が重い」と増田オーナーは顔を曇らせる。窮状を打開すべく、取引金融機関の一つである巣鴨信用金庫が頼ったのが企業活性化センターの中嶋氏だった。

「上向く景気、実感はこれから広がる」のバックナンバー

一覧

「「中小企業の再生、今がチャンス」」の著者

飯山 辰之介

飯山 辰之介(いいやま・しんのすけ)

日経ビジネス記者

2008年に日経BP社に入社。日経ビジネス編集部で製造業や流通業などを担当。2013年、日本経済新聞社に出向。証券部でネット、ノンバンク関連企業を担当。2015年4月に日経ビジネスに復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リクルートは企業文化そのものが競争力です。企業文化はシステムではないため、模倣困難性も著しく高い。

峰岸 真澄 リクルートホールディングス社長