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なぜディズニーランドには蚊がいないのか

<デング熱の処方箋・その2>

2015年9月8日(火)

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Bloomberg/Getty Images

 東京ディズニーランドは今日も多くのお客さんで賑わっています。長時間の順番待ちもなんのその。色んな味のポップコーンをほおばりながらパークを歩き、ミッキーマウスと写真を撮り、パレードを見て、夜空に花火が上がる時間までいてもまだまだ遊んでいたい、いつもと違う「夢の国」。

 それにしてもです。

 まだまだ暑いのに「あれ?」と思ったことはありませんか。

どこにもビールを売ってない

 思わず同意してしまいそうになりますが、東京ディズニーシーの方ではアルコールを提供しており、ディズニーランド内にも会員制でお酒を飲める店が1軒あるそうです。

ディズニーランドには蚊がいない

 そう、ないのはビールではなくて蚊です。というわけで、前回に続いて、デング熱とそれを媒介する蚊のお話です。

 この話、一部のディズニーランドファンの間では以前から有名らしいのですが、本物ではないにせよ、ディズニーランドにはジャングルさながらの川や森、水を使ったアトラクションがたくさんあります。蚊の大好きな人間もうんざりするほどいるのに、どうしてなのでしょうか。

 ディズニーランドを経営するオリエンタルランドのウェブサイトによると、「オリエンタルランドでは、自主的に排水の浄化処理を行うとともに、水資源のリサイクルに取り組んでおり、テーマパークの水域や水を利用したアトラクションには、ろ過装置を設置し、水を効果的に循環させることで、その水質を維持管理している」とのことです。

 昨年は、70年ぶりに国内でデング熱患者が発生し、ウイルスを媒介する蚊のコントロール方法が改めて注目されました。

 オリエンタルランドの広報担当者にも確認をとると、「水の浄化・リサイクルシステムはデング熱などの対策として導入した施設ではありませんが、結果的に蚊を発生しにくくしているのではないかと思います。また、蚊が完全に発生しないわけでありません」との回答が返ってきました。

*   *   *

 このところ、私もにわかに蚊に詳しくなりました。

 詳しくなった、といってもたかが知れていますが、「私は事務方なので担当者を」などと謙遜しているオジサマ方がなべて蚊に詳しく、何でも教えてくれるという驚きの経験が続いています。

 そんなオジサマのひとりに教えてもらったのが、蚊が好むのは「動きのない水」だということ。

 排水升や雨水升、放置された空き缶・コンビニ袋、通気口の隙間、タイヤ内の水たまりなどだけではなく、「竹の切り株」や「墓地の花立」など、思わぬところに蚊は卵を産み、ボウフラは発生します。

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「Dr.村中璃子の世界は病気で満たされている」のバックナンバー

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「なぜディズニーランドには蚊がいないのか」の著者

村中 璃子

村中 璃子(むらなか・りこ)

医師・医療ジャーナリスト

一橋大学出身、社会学修士。北海道大学医学部卒。都立高校中退。WHO(世界保健機関)西太平洋地域事務局の新興・再興感染症チーム等を経て、現在、医療問題を中心に執筆中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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