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障がい者対応のホテルが稼働率9割以上!?

バリアフリー仕様の客室がなぜ混むのか

2015年10月14日(水)

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 国内で進むバリアフリー化の波に対して、最も意欲的に取り組んできたのがホテル業界です。

 2006年にはバリアフリー新法が施行され、客室数50以上のホテルには、車いす使用者が円滑に宿泊できる客室を1室以上設けることが義務付けられました。これを機に、バリアフリーの客室を整えるホテルがぐっと増えました。

 しかしそうしたバリアフリーの客室は、経営側から見ればこれまで“重荷”でもありました。というのも多くのホテルが、客室に手すりなどを張り巡らし、隅々まで行き届いた完璧なバリアフリー仕様の客室を整えたからです。もちろん、こうした設備が充実すれば障がい者や一部の高齢者などにとっては、使いやすいかもしれません。けれど、それ以外の一般の宿泊客が泊まりたいかというと、決してそうではありません。

バリアフリー客室はまるで病室?

 「手すりだらけの部屋は、まるで病室のようだ」。一般の利用者にとってみればそう感じてもおかしくありません。進んでバリアフリー仕様の部屋を選ぶ一般客は極めて少ないはずです。代わりに毎日、障がい者がその部屋に泊まってくれればいいのですが、現実はそんなに甘くありません。結果的に、バリアフリー客室の稼働率は悪くなり、ホテルの経営を圧迫する“お荷物”になってしまうのです。

 けれど実はバリアフリー仕様にしてもなお、稼働率9割以上を保つケースがあるのです。それが東京・新宿にある京王プラザホテルです。同ホテルでは1998年から障がい者が使いやすい客室の整備を始め、今では全1437室中、10部屋をバリアフリー仕様にしています。

 完璧なバリアフリー仕様で稼働率の低迷に苦しむホテルがある一方で、極めて高い稼働率をキープするホテルもあります。

 一体、何が違っていたのでしょうか。

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「障がい者対応のホテルが稼働率9割以上!? 」の著者

垣内 俊哉

垣内 俊哉(かきうち・としや)

株式会社ミライロ 代表取締役社長

平成元年生まれ。バリア(障害)を価値(バリュー)に変えるというビジョンから、2010年に株式会社ミライロを設立。ユニバーサルデザインの総合コンサルティングを主な業務とする。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

高橋 学

高橋 学(たかはし・まなぶ)

フリーライター

日経トレンディや日経ビジネスムック、ダイヤモンドオンラインなどで執筆。著書は『結局「仕組み」を作った人が勝っている』『「場回し」の技術』(光文社)など。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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