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女子アナは人前で認められたい“渇き”の虜

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2015年11月27日(金)

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人前に出ずにはいられない“渇き”を抱えた女子アナは、商社マンの妻のような満たされた人生は送れない……。元TBSアナウンサーで、女子アナを描いた小説『わたしの神様』を執筆した小島慶子さんと、『面接で泣いていた落ちこぼれ就活生が半年でテレビの女子アナに内定した理由』の著者である就活アドバイザーの霜田明寛さんの対談は、思わぬ方向へと話が展開します。

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女子アナにも「テヘペロスキル」を使いこなす技巧派と、本音をぶっちゃける派があるということでしたが、そのテヘペロスキルというのは、先天的に備わっているものなんでしょうか?(※編注:「テヘペロ」=失敗しても「テヘっ、とか言いながらペロりと舌を出す」ような、リアクションのかわいさで乗り切る芸風のこと)

小島:今になって思うのは、アナウンサーのスキルって、もう正直言ってね、「生活習慣」だと思うんですよね。スキルといっても、しゃべり方とかは専門学校で多少磨くことができますけど、「女子アナ」的コミュニケーションのスキルみたいなものっていうのは、小さい頃からの家族とのコミュニケーションの仕方とか、人間関係の作り方の癖みたいなものだと思うんですね。

 たとえば、小林麻耶さんが「ブリっ子」だとか言われていますけど、麻耶ちゃんは多分ね、あざとく作っているのではなくて、ちっちゃい頃からの習慣だと思うんですよ。女子アナを目指すために、あるいは、さんま御殿に出るために、急にそうなったんじゃなくて。それは生活習慣、マナーとして身につけているものなので。私の場合も、こういう本音をさらけ出すようなコミュニケーションというのは、親との間でも、友達との間でも、先生との間でもやっていたもので、昔からあんまり変わっていないんです。

霜田:親との関係は大きいでしょうね。僕も学生を指導している時に、家族の話はよく聞きます。

「テヘペロ」が我が身を助ける

小島:小さい頃からの人間関係の作り方が、プロとして生かせるかどうか知るのは大事かもしれません。テヘペロの人たちっていうのは、ちっちゃい頃からテヘペロ的コミュニケーションを取ってきて、「どうやらこれは我が身を助けるぞ」ということに気づいたのかも。

小島 慶子(こじま・けいこ)
1972年オーストラリア生まれ。タレント、エッセイスト。学習院大学を卒業後、1995年にTBSに入社。アナウンサーとしてテレビ・ラジオに出演。1999年第36回ギャラクシーDJパーソナリティ賞を受賞。2010年退社。テレビ・ラジオ出演、連載多数。著書に『女たちの武装解除』『解縛~しんどい親から自由になる』『屈折万歳!』など。(撮影:鈴木愛子、以下同)

テヘペロがどちらかというと苦手な人には、霜田さんはどうやって教えるんですか。やっぱり、小さい頃から培ってきたものを生かすような?

霜田:そうですね。『面接で泣いていた落ちこぼれ就活生が半年でテレビの女子アナに内定した理由』という本で、冒頭から出てくる女子大生がまさにそうです。アナウンサーセミナーを一緒に受けていた人が、まさに「テヘペロの極致」みたいな女子で、そっちが青田買いで先に内定をもらって、すごく落ち込んだんです。とても自分にはあんなことはできないと……。

小島:そうだったんですね。

霜田:落ち込んでる彼女に対しては、「君はそっちじゃないでしょう」というのが僕の最初のアドバイスでした。全然タイプが違うんだから、テヘペロを目指してもしょうがない。

小島:それはいいですね。「そっちじゃないでしょう」って誰かが言ってあげないといけないんですよ。タイプが違うのに「そっちじゃなきゃいけない」って思い込むととても苦しいです。

霜田:「自分は自信がない」って盛んに言うので、じゃあ自信がないっていうことを自己アピールにしようって指導をしたんです。そんなアピールをする人がいなかったので、インパクトがあったらしく、結果としてキー局から内定が出ました。

小島:ああ、なるほど。私がいわゆる女子アナと言われる人たちとのお付き合いの中で思ったのは、みんな自信がないんだということ。なぜアナウンサーのようにわざわざ人に見られる仕事を選ぶのかというと、誰かに認められることでしか自分を受け入れられないんでしょうね。実は自信がなくて。

霜田:わかる気がします。僕もその女子大生には、小島さんが以前、「人前に出ることで自信のなさを埋めていく」とおっしゃっていたのを思い出して、そのようにアドバイスしました。

小島:ほんとに自分に自信がある人は、多分女子アナにはならず、商社マンの妻とかになるんじゃないかしら。

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