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現場ルポ:離島の郵便局は存続できるか

奮闘する局員、配達現場に密着

2015年9月29日(火)

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 9月21日号の日経ビジネス特集「日本郵政 矛盾の塊、熱狂なき上場」連動記事の2本目は、宮城県の離島、浦戸諸島(塩竃市)にある浦戸郵便局を紹介する。全国一律の「ユニバーサルサービス」に潜む矛盾を抱えながらも、島民のために日夜奮闘する局員の配達現場に密着した。

浦戸諸島の郵便業務の中核を担う浦戸郵便局(写真:尾苗清、以下同)

 8月3日、午前7時過ぎ。宮城県の松島湾に面したフェリーターミナル「マリンゲート塩釜」に着いた記者は、昼過ぎまでの半日間、行動を共にする郵便局員と待ち合わせた。松島湾に浮かぶ浦戸諸島中心の島、桂島の浦戸郵便局で課長を務める長井寛さんだ。挨拶を済ませ、桂島に向かう市営汽船に早速乗り込んだ。

配達員で初の島外出身者

 誌面では紹介済みだが、この場を借りて改めて長井さんの経歴に触れたい。長井さんは塩竃市の本土の在住で、2002年、浦戸郵便局の勤務となった。同局の配達員としては、初めての島外出身者だ。転勤で一度島を離れたが、昨年4月から再び浦戸郵便局の勤務となった。仕事がある日は毎朝、自宅から塩釜港に行き、市営汽船で桂島に渡って勤務先に向かう。

 午前8時、この日の業務が始まった。ラジオ体操で体をほぐした後、長井さんが配達地域の割り振りを他の2人の配達員に伝えた。長井さん自身はこの日、4つの島からなる浦戸諸島で最も小さく、島民も少ない朴島と、諸島で唯一の小中学校がある野々島の担当。朝から晴れて、外は既に真夏の暑さだ。長井さんは「熱中症対策をしっかりして、今日も元気に仕事しよう」と呼びかけた。

 まずは市営汽船で、人口20人の朴島に渡った。島に備え付けの郵便ポストを開けて、投函された郵便物がないか確認。島民の自宅を1軒1軒訪れて、郵便物を届けていった。「不在の場合は、勝手に玄関に行って郵便物を置いていきます。街中で同じことをしたら、きっと苦情が来るでしょうね」。長井さんのこうした説明を聞きながら、島内を一緒に回った。

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「現場ルポ:離島の郵便局は存続できるか」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日経ビジネス記者

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月に日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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