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「ヨドバシファンの買い物頻度を上げる」

ヨドバシカメラ副社長の藤沢和則氏に聞く

2015年10月6日(火)

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 日経ビジネス特集「ヨドバシ アマゾンに勝つ」連動記事の2本目は、ヨドバシカメラの藤沢和則副社長へのインタビューを紹介する。和則氏は創業社長の長男で、後継社長の最有力候補だ。ヨドバシファンを増やして買い物頻度を上げ、ネット経由の売上高を店舗並みに増やす青写真を描く。

ネット販売の取り組みの現状は。

藤沢:注文を受けて最短6時間で商品を届ける「エクスプレスメール便」を9月、東京都新宿区、中野区、杉並区の全域で始めました。お客様の評価を聞きながら改善し、年内には東京23区のかなりのエリアに拡張していきます。

ヨドバシカメラの藤沢和則副社長

 物流では商品を届けること以外に、商品を在庫として保管・再配達するコストも非常に大きいです。即日配送をすると配送会社に大きな負担がかかると言われますが、逆にこうした保管・再配達コストを抑えられるのです。エクスプレスメール便では全て自社の配送員が担当します。自社のコントロールの中で、お客様にサービスレベルを落とさずに配送できます。

 6時間とはいきませんが、送料無料・即日配送サービスの対象地域も拡大しています。翌日配送であれば、離島部以外は全てカバーできています。

最後に物流会社が生き残る

ヨドバシは家電量販業界の中でも、物流に力を入れていることが特徴的です。

藤沢:私が学生の頃、当時は物流という商売は全然流行りませんでしたが、担当の先生が「最後に生き残るのは泥棒と恋人と物流会社だ」と話していたのを鮮明に覚えています。いずれも人に会わないと成り立たないものばかりです。

 SNS(交流サイト)の普及で最近は人に会わなくても済むことが増えましたが、物を運び、届ける価値は今後大きくなっていくと思います。店舗での店員と同様に、お客様に最終的に物を渡す配達員の役割が一番評価される社会になるでしょう。

 物流というと、これまでは運送会社が届けているだけという評価が少なからずありました。今後はそこが一番大事な、最後のビジネスポイントになっていくと考えています。せっかく良い商品でも、手元に届くときの配達員の対応が悪いと、お客様は寂しい思いをするでしょう。お客様が注文から手元に届くまでの全ての過程において、満足していただくことが大事です。

2016年3月期にネット通販の売上高で1000億円を目指していましたが、ここは予定通りですか。

藤沢:そうですね。今期には達成できそうです。

現時点で、例えば何年後にさらに幾らに増やすなど計画はお持ちですか。

藤沢:ヨドバシのバランスとしては、やはりネットと店舗の売上高が半々になっていくのが1つ理想的な形かなと思っています。仮にそれぞれ7000億円と置いたときに、合計1兆4000億円程度の水準は達成していきたいなと。

 (日用品など)非家電の部分が伸びる点は間違いないでしょう。ただ、当社はもともとカメラ屋・電器屋ですので、既存のお客様に非家電の商品も買っていただくというスタンスで考えています。お客様の数が倍に増えるというよりは、いまヨドバシを利用していただいている方に、今の倍ぐらい利用していただきたいと考えています。

 現状、かなりのヨドバシファンの方でも、日常の買い物でヨドバシを使うのは100回に1回ぐらいでしょう。それが2回、3回と増えてもらえれば良いと思っています。

コメント3件コメント/レビュー

Amazon,楽天,ビックカメラを使い分けている。ヨドバシはリアルでももう10年以上使っていない。配送の内製化については,いくら社員と言っても基本的には契約だろうし,他社委託との差がどれほどあるのか疑問。例えば,ビックカメラのようにヤマト運輸関連会社に委託しても特に問題は起きていないと思うし。先日は据付けも含めてエアコンを購入したが,委託された業者の技術も態度も問題なかった(むしろ見積よりやすく済ます方法を考えてくれたり,好感が持てた)。そういった作業を取り込んで,どこまでちゃんと教育ができるかが問題だろう。(2015/10/06 11:17)

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「「ヨドバシファンの買い物頻度を上げる」」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

Amazon,楽天,ビックカメラを使い分けている。ヨドバシはリアルでももう10年以上使っていない。配送の内製化については,いくら社員と言っても基本的には契約だろうし,他社委託との差がどれほどあるのか疑問。例えば,ビックカメラのようにヤマト運輸関連会社に委託しても特に問題は起きていないと思うし。先日は据付けも含めてエアコンを購入したが,委託された業者の技術も態度も問題なかった(むしろ見積よりやすく済ます方法を考えてくれたり,好感が持てた)。そういった作業を取り込んで,どこまでちゃんと教育ができるかが問題だろう。(2015/10/06 11:17)

写真が趣味なのでヨドバシカメラさんには学生時代からお世話になっている一方で、Amazonの向こうを張る配達システムの運用を始められたのをみて果たしてコスト的にペイするのか疑問に思っていました。
記事の冒頭に「物流では商品を届けること以外に、商品を在庫として保管・再配達するコストも非常に大きいです。即日配送をすると配送会社に大きな負担がかかると言われますが、逆にこうした保管・再配達コストを抑えられるのです。」
とあるのでその理由が説明されているのかと期待したのですが期待はずれでした。
記者の方は突っ込まなかったのかな?(2015/10/06 10:35)

『「最後に生き残るのは泥棒と恋人と物流会社だ」と話していたのを鮮明に覚えています。いずれも人に会わないと成り立たないもの』

空き巣狙いなど泥棒の類は人と会ったら成り立たない、人目を盗まないと仕事にならないというほうが多いのでは?
ネット詐欺なども極力接触を避けるような巧妙な手が色々編み出されてますし。(2015/10/06 10:30)

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