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今年の消費どう動く?モス・ケンタで占う

「ハレの日の贅沢」年末年始の外食で手応え

2016年1月8日(金)

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 「今年の年始は、年末からの流れが続き、好調だった」。こう振り返るのは、モスフードサービスだ。

 同社が展開する「モスバーガー」では、2015年12月29日から2016年1月3日の6日間で、既存店の前年比が売上高で11.8%増、客数で横ばいだった。中でも、1月1日と2日の客数は、それぞれ5.6%増、0.8%増と前年を超えた。

「モスバーガー」の店舗の一部では、福袋を用意した。価格は税込2200円で、200円分使える商品券が11枚と、タオル、バッジがトートバッグに入っている。販売期間の前から中身を展示するなど顧客の関心を高めて、計400個を売った店もある。

 同社はこうした好調の背景について、全国的に気温が高かったことや、今年は曜日の関係で休日の期間が短かったために近場で外食をするニーズを高かったことが要因と分析しつつも、最近の消費者のこんな傾向を指摘する。

 「付加価値を付けたプレミアムの商品への需要は根強く、特にハレの日にそれが顕著だ」ということだ。モスバーガーでは年末年始に先駆けて、厚切りのイタリア産ベーコンに国産牛のハンバーグを合わせた「とびきりハンバーグサンド『傑作ベーコン』」を期間限定で販売した。価格は550円(税込み、以下同)で、スライスチーズが入った商品は580円。通常の「モスバーガー」が370円であるから、大幅に高い。それでも多くの注文があり、売上高のうち、10%超をこの2品が占めた。

 同社によればこうしたプレミアム商品を好む傾向は、昨年は年間を通じて見られたという。「日常でちょっと手の届く範囲の贅沢を求める傾向は、2016年も続いていくのではないか。当社はこの傾向を捉えた商品を提案していく」という。

KFCでも「手の届く贅沢」求める動き

 手の届く贅沢な商品への消費が根強いことは、他社でも見られる。「ケンタッキー・フライド・チキン」と「ピザハット」を展開する日本KFCホールディングスでも同様の手ごたえを感じている。

 ケンタッキーでは、12月23日から25日の全店売上高が54億9000万円(対象店舗数1125店)と、昨年の52億6000万円(同1143店)を超えた。クリスマス向けの商品の中でも、オリジナルチキンのほかにサラダや、ケーキなどのセットが牽引した。ピザハットも売上高は前年を超え、ビーフシチューや厚切りのイベリコ、紅ズワイガニ、シーフードがトッピングされた限定の商品「ゴールデンプレミアム4」(3~4人前、2980円)が好評だった。

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「今年の消費どう動く?モス・ケンタで占う」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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