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ワタミ創業者「もっと早く、和解すべきだった」

  • 日経ビジネス編集部

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2016年1月26日(火)

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法的責任をめぐって争っていた過労自殺訴訟にピリオドが打たれた。その間、ワタミは「ブラック企業」のレッテルを貼られ業績も低迷。遺族との和解を決断した創業者がその胸の内を明かした。

[ワタミ創業者]渡邉 美樹氏
1959年、神奈川県生まれ。82年明治大学商学部卒業。84年ワタミを創業、社長に就任。外食、介護事業などに進出。2009年6月、社長を退任し会長に就任。2011年4月、東京都知事選に立候補するも落選。会長などワタミのすべての役職を辞任後、2013年7月、参院議員に初当選。

(写真=陶山 勉)
ワタミ過労自殺訴訟の概要
2008年6月、ワタミ子会社ワタミフードサービスの社員、森美菜さんが自殺。2012年2月、労災認定された。2013年12月、遺族は安全配慮義務を怠ったのが自殺の原因として、ワタミ元社長の渡邉美樹・参院議員らに損害賠償約1億5000万円を求め東京地裁に提訴。ワタミ側は当初、「法的責任はない」として争っていたが一転、2015年12月、法的責任を認め遺族と和解した。

 ワタミの元女性社員がご逝去された件に関して、2013年12月、ご両親を原告として提訴がなされました。そして昨年12月8日、この労災訴訟は原告との和解に至りました。

 ご遺族には直接、衷心より謝罪を申し上げました。責任は当時、ワタミの社長だった私にあります。和解までの道のりで、結果としてご両親を傷つけたこれまでの姿勢や認識、発言はすべて取り消し、重ねて謝罪いたしました。

 提訴から和解まで2年もの時間がかかってしまいましたが、ご遺族との争いを長く続けたくないという思いは、正直申し上げて、ずっと持っていました。入社2カ月で命を絶たれたということは、すべて私の責任です。道義的には100%認めていました。

 ですが、残業の考え方など法的な面ではしっかり話し合うべきだと考えていました。雇用問題について社会的な問いかけをしたつもりでした。

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