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コンビニ大手、産廃食品の横流しに困惑

崩壊した性善説の“静脈”管理

2016年1月27日(水)

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横流しされたCoCo壱番屋が廃棄した冷凍カツ(写真:毎日新聞社/アフロ)

 カレーチェーン「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋が廃棄した冷凍カツの不正転売問題が、コンビニ各社や食品卸などに波紋を広げている。セブン&アイ・ホールディングス、ローソン、ファミリーマート、イオンなどのPB(プライベートブランド)商品も、不正に横流しされていたからだ。

 これらの廃棄品を不正に横流ししていたのは、産業廃棄物処理業者ダイコー(愛知県稲沢市)と製麺業者みのりフーズ(岐阜県羽島市)。壱番屋の冷凍カツが横流しされていた事実を受けて、岐阜県が冷凍カツを転売したみのりフーズの冷凍室や倉庫を調査したところ、冷凍食品など108品目が発覚。そのうち、69品目について製造業者の名前などが記されており、そこに流通大手のPB商品も含まれていた。

コンビニ大手3社の横流しされたPB(プライベートブランド)商品
チェーン商品
セブン&アイ・ホールディングスセブンプレミアム 豚バラ蒲焼き
ローソン炭火焼鳥 もも塩
からあげクン、からあげクン 北海道チーズ
ファミリーマートファミマプレミアムチキン
醤油からあげ

 コンビニなどでは、メーカーに開発・製造を委託したPBが他チェーンと差別化するための戦略商品となっている。そのため、こうしたPBについてはメーカーや卸などと協力して、原材料の調達から製造、流通経路の管理にコンビニが積極的に関与している。「異物混入など品質・安全上の問題が発生すれば、PBのイメージが悪化し、売り上げに大きな影響を及ぼしかねない」(あるコンビニ大手の幹部)からだ。

 ところが、製造・流通過程で発生する廃棄物の処理については、外部の企業に丸投げしているような状況だ。セブン&アイ、ローソン、ファミリーマート各社は、流通過程で出る廃棄物の処理を食品卸に委託している。

 セブン&アイの横流しされた商品は、セブン&アイ専用の食品卸であるエスアイシステム(新宿区)からダイコーに処分を委託されていた。一方、ローソンは三菱食品にすべての廃棄物の処分を委託しているが、中部地域については三菱食品から大阪市の別の卸会社を経由してダイコーに委託されていた。ファミリーマートの商品は日本アクセスが取り扱っていたが、日本アクセスはダイコーとは直接的な取引実績はなく、流出経路は現在調査中だという。

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「コンビニ大手、産廃食品の横流しに困惑」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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