• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

東芝、過去最大7100億円赤字 財務に灯る黄信号

再建の二本柱が赤字、自己資本比率は危機的水準に

2016年2月5日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

2016年3月期に過去最大の赤字に沈む見込みの東芝。室町正志社長は再建策を練っているが、自己資本比率は危機的水準に落ち込む(写真:陶山 勉)。

 東芝は2月4日、2016年3月期の業績予想を下方修正し、連結最終赤字が7100億円になる見込みだと発表した。5500億円の赤字だった従来予想から一段と損益は悪化する。営業損益の赤字幅も従来の3400億円から4300億円に拡大する。

 記者会見した室町正志社長は「公表から1カ月で大幅修正したことをお詫びしたい」と陳謝したうえで、不採算事業については「最大限、今年度中に処理したい」と述べた。

 同日発表した2015年4~12月期の連結決算は売上高が前年同期比6.4%減の4兆4217億円、営業損益は2295億円の赤字(前年同期は2018億円の黒字)に転落した。セグメント別に業績を分析すると、東芝が直面する苦境がさらに鮮明となる。再建に向けた注力領域と位置づける、「エネルギー事業」と「ストレージ事業」の二本柱が赤字に陥っているからだ。

半導体が減収、ハードディスクで人員削減

 半導体を軸とする電子デバイス部門は、9カ月累計の売上高が前年同期比で7%減った。パソコン需要の低迷が直撃し、ストレージ事業が17%の減収。稼ぎ頭のNAND型フラッシュメモリーも、スマートフォン需要の伸び悩みなどによる「売価ダウン」(平田政善CFO)の影響で減収となった。結果、2015年10~12月期は電子デバイス部門の営業損益が154億円の赤字に転落。通期では550億円の営業赤字になる見込みだ。

 これを受けて、東芝は新たにハードディスク事業の構造改革施策を発表。開発機種を絞り込むとともに、国内で約150人を削減するとした。

 電力・社会インフラ部門も減収減益だった。送変電・配電・太陽光事業で482億円の減損を実施し、原子力や火力・水力なども苦戦。部門全体では9カ月累計で1026億円の営業赤字を計上した。前年同期と比べて損益は1456億円悪化した計算だ。通期でも850億円の営業赤字になる見通しである。

コメント5

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

「東芝、過去最大7100億円赤字 財務に灯る黄信号」の著者

小笠原 啓

小笠原 啓(おがさわら・さとし)

日経ビジネス記者

早稲田大学政治経済学部卒業後、1998年に日経BP社入社。「日経ネットナビ」「日経ビジネス」「日経コンピュータ」の各編集部を経て、2014年9月から現職。製造業を軸に取材活動中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長