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安倍政権、日米首脳会談前の舞台裏

国防長官発言に一安心、波乱要素は読めないトランプ氏の言動

2017年2月9日(木)

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 トランプ米大統領の就任後初となる日米首脳会談が10日に米ワシントンで行われる。安全保障や貿易など幅広いテーマが議題となるが、日本政府はトランプ氏の発言などに振り回されながら準備を進めてきた。困惑と安堵が入り混じる舞台裏の一端を検証する。

 安倍晋三首相とトランプ米大統領は10日にワシントンで首脳会談を開催。その後、安倍首相はフロリダ州のトランプ氏の別荘を訪問し、一緒にゴルフを行う予定だ。

2日目は「ゴルフ会談」

 ゴルフは安倍首相とトランプ氏の共通の趣味。昨年11月のニューヨークでの初会談の際、安倍首相が日本メーカー製のドライバー、トランプ氏はゴルフウエアをそれぞれ贈り、早期のプレーを約束した経緯がある。

 会談やゴルフを通じて親密な信頼関係の構築を目指す安倍首相。昨年の会談後には「トランプ氏は信頼することができる指導者であると確信した」と発言していた。

ゴルフを楽しむトランプ氏=2012年。(写真:写真:Brian Morgan/アフロ)

 だが、大統領就任後もトランプ氏は「米国第一主義」の立場を変えず、日本の自動車業界や金融・為替政策への批判を展開しており、日本政府や経済界にはトランプ氏への警戒感が広がっている。

 10日の会談ではこうした日米間の貿易や安全保障問題など幅広いテーマについて協議される見通しだ。

 ただ、トランプ政権は発足直後でスタッフが整っていないことなどから、今回は事務レベルでの事前の議題設定や議論の方向性に関する調整は通常の首脳会談のケースに比べ詰まっていない。日本側にとっては、トランプ氏の出方が十分に把握できていないのが実情だ。

 これまで多くの首脳会談をこなしてきた安倍首相だが、「いつも以上の真剣勝負になるはずだ」と安倍首相に近い自民党議員は指摘する。

 そうした状況下で、日本政府にとって大きな安心材料となったのが2月3~4日に日本を訪れた「狂犬」の異名を取るマティス米国防長官の発言だ。

 安倍首相との会談でマティス氏は日米同盟の強化で一致し、沖縄県の尖閣諸島が日米安全保障条約第5条に基づく米国の対日防衛義務の適用対象だと明言した。

 さらに中国を念頭に「米国は尖閣諸島に対する日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する」と表明。トランプ氏が選挙戦で触れていた在日米軍駐留経費の日本の負担増については言及せず、稲田朋美防衛相との共同会見で質問に答える形で「日米の経費分担は他国が見習うべきお手本だ」と踏み込んだ。

 安倍首相は約50分の会談に続き、稲田氏主催の夕食会にも途中で参加するなど政権のキーマンであるマティス氏の歓待に注力した。

コメント5件コメント/レビュー

こう言っては何だが所詮閣僚は閣僚。トランプ本人では無い。閣僚がOKと思ってもトランプが不満を覚えたらそっちに転ぶ。恐らく狂犬もトランプから明確にこうしろと指示のあった部分は少なく最低限の所だけすり合わせたのだと思う。結局は階段の内容とその後の対応となろう。日本がトランプの想定上の譲歩を用意でもしておかない限り(この時点で負けている)トランプに先んじる事は難しいだろう。要するにどう対策してもトランプには勝てないという事だ。それはこれまでの彼の行動や発言から明らかだ。国民としてはこれ以上変なことを言ってこないか祈るしか無い。来週のコラムはトランプ旋風の大荒れになるだろう。(2017/02/09 16:09)

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「安倍政権、日米首脳会談前の舞台裏」の著者

安藤 毅

安藤 毅(あんどう・たけし)

日経ビジネス編集委員

日本経済新聞社で経済部、政治部などを経て2010年4月から日経ビジネス記者。2012年4月から現職。政治、経済政策を中心に執筆している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

こう言っては何だが所詮閣僚は閣僚。トランプ本人では無い。閣僚がOKと思ってもトランプが不満を覚えたらそっちに転ぶ。恐らく狂犬もトランプから明確にこうしろと指示のあった部分は少なく最低限の所だけすり合わせたのだと思う。結局は階段の内容とその後の対応となろう。日本がトランプの想定上の譲歩を用意でもしておかない限り(この時点で負けている)トランプに先んじる事は難しいだろう。要するにどう対策してもトランプには勝てないという事だ。それはこれまでの彼の行動や発言から明らかだ。国民としてはこれ以上変なことを言ってこないか祈るしか無い。来週のコラムはトランプ旋風の大荒れになるだろう。(2017/02/09 16:09)

米国の畜産業者の団体から、自由化拡大の要望が出たというニュースが有ったし、日米首脳会談では、日本の輸入拡大の努力要求が出そうだなと感じます。
米国の作る物が魅力が無いからだという議論は1980年代にも聞きましたが、トランプには通用しないでしょう。
記事中でトランプが安倍さんに一目置いているという記載が有りましたが、大統領就任前会談以降の言動を見ると疑問です。
はっきり言ってなめられてるのではないでしょうか。(2017/02/09 12:05)

目下只今、貴方を瀬踏み中です― と言われている様相だ。御しているつもりが、御されている― と言った処ではないのだろうか。混沌としたカオスの内にあっては、真に当該ご仁を知らなければ知らない程、少しでも知っていればそれ相応の知っているほどに、誰もが聊か知ったか振りをしたがる傾向があるもの。その点、一般の民は無知にして、まっさらな地に口コミや耳込みで仕入れた知識で陰に陽にたゆまぬ勉強をするに過ぎない。仕込まれた知見が針小棒大乃至偏見に満ちたもの、或いは悪意に満ち果てた、初めから曲解に満ち満ちたものであっては困る。求められるのは個人個人の学ぶ耳目しかない。この視点からも筆者の記事を興味を以て面白く拝読した。いろいろな人がいる、皆違って皆いい、この皆を包み込んでいる民主主義の國と思っていたアメリカなのに、この人達はアメリカに危害を与えるからと唐突に締め出した― とすると??どう付き合えばいいのか― を日本人も考えればいいだけのこと。米国にはアメリカの國益があろう。日本には日本の國益があるだけのことと考える。楽観や悲観の視点は往々にして予断の産物、衣食(住)足って礼節を知るの謂もある。争い、戦争が先にあるのではない。(2017/02/09 11:26)

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