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ユニクロ、1月伸びても晴れぬ視界

大規模セールが押し上げ、利益貢献は薄く?

2016年2月15日(月)

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ファーストリテイリングが発表した1月の国内ユニクロ事業の売上状況(既存店ベース)は、売上高、客数、客単価ともに前年同月を上回る好成績だった。マイナス続きだった客数が前年比を上回ったのは、気温が低くなったことが大きいようだ。だが年始の大規模セールが押し上げている面も大きく、手放しでは喜べない状況だ。2014年以降の値上げの影響を吹き飛ばすような、分かりやすいヒット商品が求められそうだ。

旗艦店のユニクロ銀座店。年末年始に大規模セールを実施した

 ユニクロの既存店売上高は、2015年11月、12月は暖冬の影響で前年同月を1割程度下回るなど苦戦していた。商品値上げなどによって客単価は上昇したが、客数の減少幅が大きかったためだ。

 だが1月は一転、好調だった。客単価が6%、客数が8%増えた結果、売上高は14.6%増だった。前年同月を割り続けていた客数が大きく回復した。売上高、客数、客単価の3つがそろって前年同月を上回るのは8か月ぶりだ。

 客数の大幅増の要因は何か。暖冬から一気に寒さを感じやすい気候となったことで、防寒性の高い衣料が売れたことは確かだ。しかしもう一つの要因は、年末年始に実施した大規模セールだ。多くのアイテムを半額にして話題を集め、店頭には多くの人が並んだ。「チラシを見て正月にユニクロに行こうと思ったが、行列がすごくて入れなかった」(40代男性)という消費者もいたほどだ。

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「ユニクロ、1月伸びても晴れぬ視界」の著者

武田 安恵

武田 安恵(たけだ・やすえ)

日経ビジネス記者

大学院卒業後、2006年日経ホーム出版(2008年に日経BPと合併)に入社。日経マネー編集部を経て、2011年より日経ビジネス編集部。主な担当分野はマクロ経済、金融、マーケット。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長