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トランプにおびえるマーケット

ポピュリストと社会主義者に導かれる米国を想像できるか?

  • ニューヨーク支局

  • 篠原匡

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2016年2月16日(火)

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 2月1日にスタートした2016年大統領選の候補者選び。第2ラウンドのニューハンプシャー州予備選では、共和党はドナルド・トランプ氏、民主党はバーニー・サンダース氏が圧勝した。テレビなどメディアを通じた空中戦で無敵の強さを誇るトランプ氏が、どぶ板選挙で党員を予備選に動員するという地上戦でも強さを発揮し、緒戦の負けを取り戻した。一方、民主党のサンダース氏も自身の地盤とも言える場所でヒラリー・クリントン氏を粉砕、今後に期待を抱かせている。だが、億万長者と社会主義者の2人のポピュリストを前に市場の警戒感は募るばかり。年明け以降、荒れ狂うマーケットだが、波乱は大統領選も一因だ。

 わき起こるUSAコールの中、テレビの向こうの億万長者は独特のハスキーボイスで勝利の雄叫びを上げた。

 「ニューハンプシャー州のみんな、本当にありがとう。君たちのことは絶対に忘れない。(私の大統領ロードは)君たちが始めたんだ。いいかい、君たちが始めたんだ」

 2月8日に実施されたニューハンプシャー州における共和党の予備選挙。序盤選のヤマ場として注目を集めたが、共和党の指名を目指すドナルド・トランプ氏が勝利を収めた。得票率は35%。次点のジョン・ケーシックオハイオ州知事の倍以上の差をつけた、文字通りの圧勝である。

世論調査での強さをニューハンプシャー州予備選で証明したトランプ氏(写真はサウスカロライナ州ロックヒルで開かれた選挙集会の模様、以下同)

 アイオワ州党員集会では事前の世論調査でトップに立ちながら次点に泣いたトランプ氏。抜群の知名度を誇るものの、その人気は世論調査だけで実際の投票には来ないのではないかという疑念も広がっていた。だが、ふたを開けてみれば、保守派から穏健派まで幅広い層の支持を集めることに成功した。3月1日のスーパーチューズデーを前に、再び勢いを取り戻した感がある。

億万長者と社会主義者が快走

 一方の民主党は、民主社会主義者を自認するバーニー・サンダース氏が、勝ち鬨(どき)を上げた。ニューハンプシャー州は白人が多く、宗教色が比較的薄いリベラルな土地柄。しかも、サンダース氏は隣接するバーモント州の出身だ。事前の世論調査でもサンダース有利が伝えられていたが、こちらもサンダース氏がライバルのヒラリー・クリントン氏を圧倒した。

 民主党主流派が推すクリントン氏は黒人やヒスパニックなどマイノリティに人気が高く、今後相次ぐ南部諸州の予備選・党員選挙で巻き返すことは確実。だが、指名候補者に立候補した段階では楽勝すると思われていただけに、格差の解消を叫び若者の支持を受けるサンダースの躍進は誤算に違いない。共和党と同様、民主党の候補者選びも長引きそうな情勢だ。

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