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すき家、1000円弁当の衝撃

ワンオペ問題の呪縛から再起図る

2016年2月25日(木)

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 大手牛丼チェーン「すき家」は、2月24日、地方百貨店である「スズラン高崎店」(群馬県高崎市)の地下食品売り場に出店した。持ち帰りが主体の店舗だが、デパ地下への進出は、1982年の創業以来初となる。

開店早々、50人以上が列を作った「すき家スズラン百貨店高崎店」。高級な和牛弁当は想定以上の売れ行きで、一時は欠品する事態に

 目玉メニューは1080円(税込み、以下同)の「和牛弁当」だ。ほかには手ごろな、牛丼弁当もあるが、上質な肉を使用しているため、並盛りで370円と、通常のすき家の350円よりも20円高い。主に持ち帰る顧客を想定しているが、カウンターが4席あり、その場でも食べられる。

 すき家では業界最安値で牛丼を提供することにこだわってきたため、1080円という高額の商品は異例だ。だが、すき家を経営する、ゼンショーホールディングスの浅沼幹典ゼネラルマネジャーは、「本来は1200~1300円つけたいような商品。百貨店で売っている同レベルの和牛弁当といえば1000円台後半からが多いことを考えると、非常にお得だ」と話す。

 新店には午前10時の開店直後から、50人以上が列を作り、和牛弁当は「正午には翌日の販売予定数まで完売した」(同社)という。急きょ材料を追加で取り寄せ、午後3時に販売を再開した。

群馬県産の黒毛和牛を使い、タマネギは同社の加工工場ではなく、店内でカットしたものを使っている。群馬県特産の玉こんにゃくを添えてある。 写真では分かりにくいが、肉の色がやや濃い印象。肉にタレがしっかりと染み込むように工夫したという

 今回の出店の狙いについて、北関東と新潟エリアの店舗を運営する、関東すき家の栗林徹社長は「すき家といえば、もともと男性やガテン系のイメージが強いが、女性やシニア世代以上の顧客の開拓をしなければ時代に乗り遅れてしまう。女性やシニアを取り込む狙いもあって、百貨店に進出した」と話す。地方百貨店には、質の高いものを求める地域住民が集まっており、新たな挑戦に最適な立地と判断したようだ。

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「すき家、1000円弁当の衝撃」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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