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川崎重工社長、「お家騒動」払拭へ潔い引き際

前社長解任、緊急登板から3年で禅譲

  • 寺井 伸太郎

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2016年3月4日(金)

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 東京都内で2月下旬に行われた、川崎重工業の社長交代に伴う緊急記者会見。やや緊張した面持ちの金花芳則・次期社長(現常務)の傍らで、挨拶する村山滋社長の表情は晴れ晴れとしていた。

 6月に会長に就任する村山氏は3年前、「お家騒動」とも「クーデター」とも呼ばれる不穏な経緯で社長に就任した。経営効率化を掲げ、三井造船との経営統合を推進した前社長と側近を取締役会で解任するというドラマさながらの電撃的な展開に、社内や三井造船はもちろん、世間も仰天した。どちらかと言えば、経営統合を白紙に戻した川重に厳しいまなざしが注がれる中、村山体制は発足した。

川崎重工は金花次期社長(右)にグローバル展開を託す(左が村山滋社長)

収益力が底上げされてきた

 社長在任3年で取り組んだことは、使った資本でどれだけの利益を稼いだかを示す「ROIC(投下資本利益率)」という指標を重視した合理的な経営スタイルの徹底だ。独立性の高い多種多様な製品や事業分野を抱える重工メーカーは、川重に限らず、本社による採算管理を隅々まで及ぼすことが難しい。そこでROICという透明性のある尺度を用いることで、事業評価を行い、選択と集中の姿勢を鮮明にしたのだ。

 村山氏が記者会見で「経営が筋肉質になった」と振り返るように、得意とする航空機関連ビジネスなどをけん引役に、2015年3月期の連結純利益は過去最高を更新。16年3月期は出資したブラジルの造船所に関する特別損失計上などで前期に比べれば減益を見込むものの、基礎的な収益力は底上げされつつある。

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