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VWゴルフが初の首位陥落、BMWミニが変身成功

2016年の輸入車販売台数、“小さくない”ミニが抜く

2017年3月8日(水)

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2016年の輸入車の販売台数で、独フォルクスワーゲンの「ゴルフ」が初めて首位から転落した。排ガス不正問題の影響により、信頼性を特に重視する日本の消費者が離れた。その間隙を突きトップに立ったのが、独BMWの「ミニ」。快走のワケとは。

新車効果もあって「ミニ」の国内販売は好調が続く(写真=Bloomberg/Getty Images)

 「正直、今でも販売はかなり厳しい。ここまで影響が続くとは…」

 独フォルクスワーゲン(VW)の国内販売店の担当者は肩を落とした。

 輸入車販売台数で、VWの主力車「ゴルフ」が首位から陥落した。日本自動車輸入組合によれば、2016年の外国メーカー車のモデル別登録数で、独BMWの小型車「ミニ」(2万4548台)がトップに立った。

 ゴルフ(2万2802台)が首位を譲ったのは、1988年の調査開始以来初めて。3位にはメルセデス・ベンツの「Cクラス」(1万7760台)、4位にはBMWの「3シリーズ」(1万1947台)が続いた。

不正の影響、日本で根強く

 ゴルフ首位陥落の理由の一つは、2015年に発覚したVWの排ガス不正問題だ。グローバルで見れば、VWがこのスキャンダルで受けた販売面での影響はほとんどない。VWグループ全体の2016年の世界販売台数は1030万台で過去最高を更新。トヨタ自動車を逆転し、トップに躍り出た。

 しかし、日本国内に限定すれば不正の影響がもろに出た格好だ。2016年のVWの国内登録台数は前年比13.8%減の4万7234台。主力車種ゴルフも10%以上台数を落とした。不正の温床となったディーゼル車を販売していないにもかかわらず、不正の影響が最も出た市場の一つとなった。

独フォルクスワーゲンの排ガス不正の影響は特に日本で顕著だ(写真=ロイター/アフロ)

 なぜか。VW日本法人のティル・シェア社長は「日本国内でのVW車の保有台数は65万~66万台。リピーターが多い市場で、(不正によって)シンパシー(共感)の裏返しが顕在化した。ショールームの来場者がかなり減った」と言う。信頼性を重視する日本の消費者の特徴が出たという見方だ。

 VW日本法人は、昨年5月に「信頼回復キャンペーン」として実質的な値引きなどを実施したが、顧客を戻し切ることはできなかった。

 新型車効果も薄れた。現行のゴルフが日本で発売されたのは2013年。欧州では2016年秋に新型ゴルフが発売されており、消費者の一部が買い控えに走ったとみられる。富士重工業の「インプレッサ」やマツダ「アクセラ」など、国内メーカーで強力な競合モデルが相次いだことも低迷の一因だろう。

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「VWゴルフが初の首位陥落、BMWミニが変身成功」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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