• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

TPPの危機?! ポピュリズムが翻弄する行方

  • 浅野 貴昭

バックナンバー

2016年3月8日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 3月1日、米国大統領選は「スーパーチューズデー」を迎えた。共和党は、実業家ドナルド・トランプ氏が7州で勝利。テッド・クルーズ上院議員は地元テキサス州、隣接するオクラホマ州、そしてアラスカ州を制して健闘した。共和党主流派が推すマルコ・ルビオ上院議員にとっては厳しい戦いとなったが、ミネソタ州で初勝利を収め、今後に望みをつないだ。

TPP反対を唱えるトランプ氏(中央)とクルーズ氏(右)。ルビオ氏も「賛成」からの見直しを進める(写真:ロイター/アフロ )

 オハイオ州知事のジョン・ケーシック氏、元神経外科医のベン・カーソン氏は見るべき成果も無く、共和党の指名獲得争いはトランプ、クルーズ、ルビオ3氏の三つどもえが続く。

 民主党は、ヒラリー・クリントン前国務長官が8州で勝利を挙げ、マイノリティーを含め、幅広い支持を獲得できることを証明。バーニー・サンダース上院議員との差を広げた。

反トランプ勢力結集のタイミングを逸した共和党

 クルーズ氏の健闘とルビオ氏の初勝利は、共和党の反トランプ勢力が結集する機会が先延ばしになったことを意味する。今後、突発的な事件、事故に巻き込まれない限り、トランプ氏が指名を獲得するだろう。

 クルーズ氏は、自分だけがトランプ氏を止められる、として他の候補に選挙戦からの撤退を促すとともに、党内の反トランプ票の受け皿となるべくアピールしている。しかし、ルビオ氏は大票田である地元フロリダ州での勝利を信じ、選挙戦を継続する意思を表明。ケーシック氏も、地元オハイオ州の予備選の結果が出るまでは撤退しない。

 現在、共和党関係者や有力支持者は、トランプ阻止のための資金を募り、批判広告を流し始めている。夏の党大会まで指名獲得争いがもつれこむ事態も想定して、投票細則を調べ上げ、対抗手段を練っているところだ。

 まだ4分の3ほどの代議員票の行方は決まっておらず、反トランプ候補への集約が進む可能性も残されている。だが、今回の結果は、草の根レベルのトランプ支持の流れが止まらなかったばかりか、むしろ支持層が拡大していることの証左である。世論調査によれば、3月15日に予備選が行われるフロリダ、イリノイ、オハイオといった重要州においても、トランプ氏が優勢となっている。

 共和党がこれまでに予備選、党員集会を行った州は、得票率に応じて代議員を振り分ける比例配分方式を採っていた。3月15日以降は、多くの州が、代議員の「勝者総取り」方式を採る。大票田であるフロリダ州などの帰趨が決定的な意味を持つ。

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

小池さんがこの言葉(排除)を述べたことで、「風」が変わっていきました。 ただし、小池さんが言ったことは正論です。

若狭 勝 前衆院議員