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瀬戸際のヨーカ堂、そごう・西武

セブン&アイ、今期スーパー20店、百貨店2店閉鎖

  • 須永 太一朗

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2016年3月9日(水)

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セブン&アイ・ホールディングスは8日、2016年度にそごう・西武の2店とイトーヨーカ堂の20店を閉鎖すると発表した。リストラに追い込まれた背景には両事業の業績悪化と、総合スーパーと百貨店という業態の地盤沈下、そして物言う株主の存在、という3つの要素がある。今度こそセブン&アイの長年の課題である「コンビニ頼み」の収益構造を変えることができるだろうか。
写真右が閉鎖が決まった西武旭川店(北海道旭川市)。駅直結のイオンモール旭川駅前(写真左)が昨年春に開業したことで競争が激化した。

 「課題のあるイトーヨーカ堂、そごう・西武は、グループ利益が最大の今だからこそ構造改革を進める」。3月8日の記者会見で、セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長はこう説明した。

 同社がこの日発表した構造改革では、傘下のそごう・西武の百貨店、西武旭川店(北海道旭川市)と、そごう柏店(千葉県柏市)の2店を2016年9月末に閉鎖する。

イトーヨーカドーの年間閉店数は最多に

 傘下の総合スーパー(GMS)、イトーヨーカ堂では、2017年2月期に20店を閉鎖することも明らかにした。昨年10月に発表した構造改革では「今後5年間で40店閉鎖」するとしていた。この計画は維持するが、初年度に集中して実施する。

 現段階で「戸越店」(東京都品川区)、「食品館本牧店」(横浜市)、ディスカウント業態の「ザ・プライス千住店」(東京都足立区)3店の閉鎖が決まっているという。残り17店もオーナーとの交渉がまとまった店舗から、順に発表する予定だ。

 過去イトーヨーカ堂は2005年に4年で30店、09年には3年半で30店というリストラ案を公表した経緯があるが、実際には示した数までは閉店していない。今回は初年度で20店を閉鎖するという計画で、従来にはない「覚悟」を示した格好だ。

 2003年2月期以降でみると、イトーヨーカ堂の閉店数は11年2月期の10店が、年間の閉鎖店舗数としては最も多かった。今期はこれを一気に上回るペースでの閉店となる。

 構造改革に伴い、前期(2016年2月期)決算ではイトーヨーカ堂で約40億円、そごう・西武で約15億円の特別損失を計上する。他に監査法人と会計処理を協議している内容もあり、今期も損失を計上する見通しで、イトーヨーカ堂で60億円、そごう・西武で40億円程度になると想定している。

 人員については、イトーヨーカ堂の社員は自然減で対応し、地元で働いており転勤できないパートは解雇すると説明した。

 セブン&アイはなぜ改めてグループの構造改革案を公表しなければならなかったのか。

コメント3件コメント/レビュー

食品・日用品と衣料品の集客力に差がある。利幅の明らかな違いもあって簡単には言えないだろうが,衣料品を切るべきなのではないか。ヨーカ堂の祖業の関係で難しい決断だろうが,思い切ってUNI-QLOと青山にしてしまうとか…物流拠点と割り切るとか。まだまだやりようがあって,商圏を縮小する店舗撤退がやや早すぎる気もする。それが決断なのだろうが…(2016/03/11 15:13)

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食品・日用品と衣料品の集客力に差がある。利幅の明らかな違いもあって簡単には言えないだろうが,衣料品を切るべきなのではないか。ヨーカ堂の祖業の関係で難しい決断だろうが,思い切ってUNI-QLOと青山にしてしまうとか…物流拠点と割り切るとか。まだまだやりようがあって,商圏を縮小する店舗撤退がやや早すぎる気もする。それが決断なのだろうが…(2016/03/11 15:13)

西武旭川の閉店発表 本当に吃驚しました。
セブンアイにとっては老朽化した不採算店舗の整理兼百貨店事業の北海道からの撤退に過ぎないのかもしれませんが、旭川市の法人や富裕層にとっては、イオンでは全国百貨店共通商品券も使えず、頭を抱えることになりそうです。10万人規模の都市では老朽化に伴う百貨店閉鎖も致し方ないと思っていましたが、人口35万人弱の都市で百貨店空白地帯が現実の問題として発生するとは想像のはるか上をいく深刻な問題ですし、道内NO2の座をめぐる函館市との立場も逆転しかねない。地域百貨店としての存続を模索するなど、旭川市にとっても問題の着地の仕方を誤ると地域経済の死活問題にも繋がりかねないと危惧します。(2016/03/09 10:16)

GMSは皆そうだが、特にヨーカー堂だから、そごうだから、という特色・差別化が全く見当たらない。(2016/03/09 09:32)

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