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ニトリのロボット倉庫に潜入

ネット通販向け、国内初導入のシステムの実態に迫る

2016年3月15日(火)

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家具小売り最大手ニトリホールディングス(HD)が、川崎市内のインターネット通販向けの自社倉庫の一部を「ロボット倉庫」に切り替え、報道陣に公開した。ノルウェーの企業が開発したシステムで、国内では初の導入という。現場を歩き、集荷作業の効率化と倉庫面積の削減を両立したシステムの実態に迫った。
コンテナ上部を自動走行し、商品を出し入れするロボット(川崎市のホームロジスティクス通販発送センター)

 3月11日午後。記者はニトリHDの物流子会社、ホームロジスティクスの通販発送センター(川崎市)を訪れた。ホームロジスティクスはニトリグループの通販商品の発送などを担う。2010年に完全分社化し、2012年からはグループ以外の配送業務も受託している。

ノルウェー企業のシステムを導入

 まずは、今年2月にニトリHD社長に就任した白井俊之氏と、ホームロジスティクス社長の松浦学氏が説明した。白井社長は「車で来店しないお客様が増え、小さな商品でも配達するようになった。通販サイトでの注文も増えている」と述べたうえで「リードタイムの短縮とコスト抑制が重要課題になっている」と導入の背景を話した。

 このシステムは、ノルウェーのHATTELAND(ハッテランド)社が開発した「オートストア」。商品を収納したコンテナを積み上げ、最上部をロボットが自動走行。コンピュータ端末からの指示に基づいて、ロボットが上から商品を出し入れする仕組みだ。作業員がコンテナの横を歩き回って商品を出し入れする必要がなく、通路スペースも設けなくて済む。

 松浦社長は、昨年の欧州出張時にオートストアを視察した。「IT化と機械化を両立できるシステムとしてビビッと来た」といい、導入を決めたという。オートストアは今年2月、川崎市の通販発送センターで稼働を始めた。

 説明を聞き終えた記者は、まずコンテナの最上部へ。階段を上がると、説明の通り、無数の赤いロボットが縦横無尽に動く様子が見えてきた。現在、倉庫では最大積載重量30kgのコンテナ、約3万個を12段に分けて積み上げ。通販発送センターで扱う1万3700品目の約6割に当たる8100品目の生活雑貨などを、オートストアで収納している。コンテナは最大16段まで積み上げて使用できるという。

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「ニトリのロボット倉庫に潜入」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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